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09月16日-04号

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  1. 北上市議会 1997-09-16
    09月16日-04号


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    平成 9年  9月 定例会(第63回)平成9年9月16日(火曜日)議事日程第5号の4                      平成9年9月16日(火)午前10時開議 第1 認定第1号 平成8年度北上市水道事業会計決算の認定について 第2 議案第74号 平成9年度北上市一般会計補正予算(第2号) 第3 議案第75号 平成9年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号) 第4 議案第76号 平成9年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号) 第5 議案第77号 平成9年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号) 第6 議案第78号 平成9年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号) 第7 議案第79号 平成9年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第8 議案第80号 平成9年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 第9 議案第81号 平成9年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) 第10 議案第82号 平成9年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号) 第11 議案第83号 平成9年度北上市水道事業会計補正予算(第1号) 第12 議案第90号 北上総合運動公園中央広場築造(その2)工事の請負契約の締結について 第13 議案第91号 財産(物品)の取得について 第14 議案第92号 財産(土地)の処分について 第15 発議案第11号 洋上勤務者に対する選挙権行使の機会確保を求める意見書について 第16 発議案第12号 乳幼児医療無料化に関する意見書について 第17 発議案第13号 臍帯血(さいたいけつ)移植の保険適用等に関する意見書について 第18 発議案第14号 森林・林業の活性化と豊かな山村の実現を目指す国有林野事業再建に関する意見書について 第19 発議案第15号 道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書について 第20 発議案第16号 第4次急傾斜地崩壊対策事業五カ年計画の策定と必要な財源の確保に関する意見書について 第21 発議案第17号 国土行政の一元化に関する意見書について 第22 請願について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(36名)      1番  久保孝喜君      2番  千葉孝雄君      3番  高橋 茂君      4番  小田島龍一君      5番  鬼柳武司君      6番  梅田勝志君      7番  高橋 元君      8番  鈴木健二郎君      9番  高橋孝二君      10番  三浦悟郎君      11番  高橋 明君      12番  金田ハルノ君      13番  小原健二君      14番  小松久孝君      15番  及川洋一君      16番  高橋 功君      17番  及川幸太郎君     18番  多田 司君      19番  藤枝孝男君      20番  千田三一君      21番  高橋義麿君      22番  渡辺紘司君      23番  伊藤隆夫君      24番  及川淳平君      25番  菅原行徳君      26番  菊池基行君      27番  八重樫眞純君     28番  柏葉 明君      29番  鈴木健策君      30番  舘川 毅君      31番  高橋一夫君      32番  小原健成君      33番  高橋高志君      34番  柏葉省一郎君      35番  昆野市右ェ門君    36番  平野牧郎君---------------------------------------欠席議員 なし---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   伊藤寿左エ門君 事務局次長  菊池昭雄君  副主幹         折笠裕一君   議事調査係長 下瀬川俊一君  兼庶務係長  主任     山田和子君---------------------------------------説明のため出席した者  市長      高橋盛吉君   助役      園田健次君  収入役     小原善隆君   企画調整部長  下屋敷勝哉君  財政部長    伊藤 巖君   市民生活部長  小笠原哲哉君  保健福祉部長  滝澤良徳君   農林部長    新田厚男君  商工部長    菅崎 久君   建設部長    高橋正夫君  都市整備部長  真山 峻君   水道部長    平野達志君  教育委員会          高橋忠孝君   教育長     成瀬延晴君  委員長                  選挙管理委員会  教育次長    荒磯富治君           千田長三君                  委員長                  農業委員会  監査委員    菊池信司君           佐藤定志君                  会長  総務課長    加藤正武君---------------------------------------          午前10時02分 開議 ○議長(平野牧郎君) ただいまの出席議員数は35名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配布しております議事日程第5号の4によって進めます。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第1、認定第1号平成8年度北上市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。建設常任委員長高橋義麿君。  (建設常任委員長 高橋義麿君 登壇) ◆建設常任委員長(高橋義麿君) 建設常任委員会委員長報告を申し上げます。 去る9月4日の本会議において、当委員会に付託になりました認定第1号平成8年度北上市水道事業会計決算の認定について、当委員会は、10日に会議を開き、水道部長等から詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、業務の概要から申し上げます。 水道の普及状況は、給水戸数2万9,039戸で、前年度に比較して3.5%の増、給水人口は8万6,939人で2.3%の増となっており、増加の要因は、市勢の発展に伴う人口増や拡張事業等による新規加入戸数によるものであります。 また、行政区域内の人口に対する普及率は97.2%で、前年度より1ポイントの上昇となっております。年間総配水量は986万8,846立方メートルで、前年度に比較して2.7%の増、これに対する年間総有収水量は779万7,307立方メートルで3.8%の増となっており、その要因は、漏水防止対策及び老朽管更新事業等が起因と考えられます。 有収率の向上については、管延長120キロメートルの管路音聴調査と2万8,068件の戸別音聴調査を実施し、136カ所の漏水を発見してその修繕工事を行ったほか、後藤地区ほか6件、延長1万7,166メートルの老朽管更新工事を行っております。 このほか、建設改良工事として、平成22年度を目標年次とする北上市上水道事業基本計画に基づく第5次上水道拡張工事では、未給水地区の解消のため、下口内地区及び新九年橋取りつけ部分の配水管布設工事を実施しております。 次に、決算の概要を申し上げます。 収益的収支の状況については、収入総額は21億3,829万6,426円で、前年度に比較して2.9%の増、うち営業収益は19億7,053万5,852円で5.3%の増となっております。これに対し、支出総額は22億3,566万765円で、前年度に比較して0.5%の増、うち営業費用は17億5,145万8,517円で増減はなく、営業利益は2億1,907万7,335円となっております。高料金対策補助金等の営業外収益は1億6,526万604円で、前年度に比較して19%の減、支払い利息等の営業外費用は4億8,301万3,310円で2.5%の増、不足額3億1,775万2,706円を生じ、全体の営業成績では9,736万4,339円の当年度純損失となっており、この欠損金については未処分利益剰余金が充てられております。 資本的収支の状況については、収入総額は11億8,767万2,477円、支出総額は15億6,892万2,882円で3億8,125万405円の不足額を生じておりますが、これは、当年度分消費税資本的収支調整額2,034万9,667円と過年度分損益勘定留保資金3億6,090万738円で全額補てんしております。 当委員会は、採決の結果、次の意見を付し、全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 1 平成9年度で高料金対策補助金が打ち切られることにより、平成10年度から純損失額が増額することは明らかなので、適正な対策を講ずるとともに、引き続き経費の節減や事務・事業の効率化等健全経営に努められたい。 以上をもって当委員会に付託になりました案件についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同賜りたくお願いを申し上げ、報告を終わります。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) ただいま委員長報告をお聞きしたんですが、大変財政の経営というんでしょうか、厳しいということを聞いたわけでありますが、具体的に今後の対応についてお尋ねをしたいと思いますが、まず一つは、要するに給水の原価より供給の単価の方が安いわけでありますね。要するに原価割れをしているわけでありますが、これがずっと何年と続いてきているわけであります。それで、今までどういう努力をしてきたのか、そして、これからどういう解決策を考えているのかということをまず1点お聞きしたいと思います。 それから、先ほども附帯意見で今後の適切な対応を考えなければならないということが出ましたけれども、これを具体的にどのように当局では考えているのかというような話題が出ましたらその内容を教えていただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋義麿君) いわゆる料金の逆ざや、給水原価が高くて供給単価が安い、その逆ざやの解消方法でございますけれども、これは、実際問題として、給水する水量は北上市の施設だけで十分間に合っている状況でありますけれども、水道企業団からの割り当てと申しますか、各構成市町村に対する割り当て量がありまして、これらを消化しないと水道企業団自体の経営が成り立たないということで、年々5%アップの供給枠が決められております。しかし、当市におきましては、平成6年度を実績として現在まで供給枠を抑えていただいているということでございまして、今、水道企業団からの水は大体30%ぐらい使っておりまして、北上市独自の自己水量の大体55%しか使われておらないということで、結局高い水を買わなければならないということが今までの状況でございます。それに対しての高料金対策補助金等もありましたのでどうやらこうやら消化してまいりましたけれども、この高料金対策の補助金も今年度で打ち切られますので、来年度からはやはり料金改定等も当局の方では検討しているようでございます。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) そこで、やっぱり私ら市民が一番心配することは料金を上げるということなわけであります。料金を上げないで何かいい方法がないものかと思うんですが、その辺は御検討願ったんでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋義麿君) 当委員会としても、料金を上げないでできるだけ、できるだけというより市民に負担をかけない方法で解決する方法がないかということも話題になりました。しかし、現況では、やはり特別会計といいますか、一般会計じゃございませんので、現況ではやはり料金の値上げ以外ないのではないかというふうな説明を受けております。しかし、できるだけ負担をかけない方法でそれを処理していただきたいというのが先ほどの意見書にも盛った内容でございます。 それから、さっき答弁で漏れましたけれども、逆ざやを解消する方法というのは、まず一つには、水をどんどん使ってもらう。水を使う戸数をふやしていただくことがまず一つであろうというふうにも説明を受けておりました。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 及川議員の御質問と似ている部分もございますけれども、私なりの検討した結果をお話しして御意見を賜りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この本決算を見た場合に、審査意見書あるいは当局でおつくりになった決算書等を見まして、大変努力されておるということがわかります。しかし、本市の広大な面積を抱えていて、しかも投資額が多いために供給単価の原価割れということが先ほどもお話ございましたように依然続いておるわけでございます。昨年度--平成7年度の決算においては1億4,677万円の純損失が出ておりますし、今回の平成8年度決算では9,736万円の純損失を生じてございます。今後、高料金対策の補助金繰り出し基準の改定によりまして、その額が年々減ってきておりましたけれども、いよいよ平成9年度でもってこれが打ち切りになるという段階になってきているわけでございまして、そういった面を考えますと、年々赤字が累増していくということは素人でもわかるわけでございます。 第5次拡張事業について、計画どおりもちろんこれは実施しなければなりません。このほかに、事業費の多額な事業としては老朽管の更新事業がございます。ちなみに、平成8年度でこの老朽管の更新事業には6億円弱の投資をいたしてございます。平成7年度の決算の際に私御質問申し上げましたが、その質問の内容というのは、老朽管の更新事業の将来見通しということで御質問申し上げたところ、平成4年度から12年度までの計画で、今後年に20キロメートルずつ実施すると。したがいまして、去年の説明では、事業費が今後32億円を要する、こういう答弁をいただいております。事業の割には有収率の向上による収入財源というものは大きく上回るほどのものではないと思います。そのほかにも、4次、5次の拡張事業で実施いたしました相去、稲瀬地区の工事にかかわる各家庭の切りかえ分がわずか50%にしか達してございません。そういったことからしますと、水を使う、いわゆる収入というものがそう大きな期待ができないんじゃないかというようにも考えられます。 そこで考えられることは、委員長報告の中では適正な対策という表現になってございますし、及川議員の御質問に対しては料金改定という文言が出てきたわけでございます。そこで、平成9年の4月1日現在における県内13市の料金を見た場合に、料金の算定に当たっては用途別と口径別と2つに分かれておりますが、この用途別というのは、要するに家庭用あるいは団体用あるいは営業用あるいは工業用と、それぞれに区分した単価でもって料金制をとっておるのが用途別になりますし、一方、口径別は、例えば20ミリについてはとか、18ミリについてはという口径別で算定いたしている市もございます。ちなみに、最初に申し上げました用途別の8市のうち、北上市が基本料金1,600円で一番高いわけでございます。立方当たりの超過分としては、北上の場合は160円でございます。北上に近い分としては、水沢市の基本料金が1,100円、超過料が175円となっておりまして、水沢市よりも500円も高いということで、いずれ北上市が一番高いというのが現況でございます。そしてまた、平成2年の3月31日現在のときの料金表が現在そのまま使われておるわけで、今から12年前の料金で今現在も財政運営をいたしているわけでございます。平成2年と平成9年との料金の算定基準が、例えば先ほど申し上げました用途別と口径別でもって平成2年と平成9年を比べますと、口径別の方に用途別から切りかえているところが2市ございます。したがいまして、用途別と口径別とどちらが理論的なものかという疑問も持ったわけでございます。その辺について、通告には掲げませんでしたけれども、ちょっと御質問いたしたいと思います。 そういうことで、今後のことにつきまして、審査意見書を見ても決算事業報告書を見ても今後の水道事業会計の財政運営に大変厳しいものがあるというように記されておるわけでございますが、先ほどの及川議員の御質問に対する答弁がありますので、これは今後どうこうということまでは申し上げませんが、ただ、私なりに考えた場合に、先ほども申し上げた、既に12年も経過しておるこの基本料金で、果たしていつまでこのままで経営できるかということに非常に疑問を持って、それで、先ほど事例として出しました老朽管の更新事業、こういったものをなるべく延期をして、事業実施の延期をして、その分でそこに財源を浮かせる。そして、できれば料金改定をしないで済ませるとか、そういう方法もあろうかとは思いましたけれども、しかし、これも起債の関係等で老朽管更新事業の計画年数も余り延ばすわけにもいかないでしょうし、などなどいろいろ考えてみますと、しかも損益勘定留保資金もここ一、二年で底をつくというようなことも検討されておるようでございますが、そういったことを踏まえて、やはり将来の料金改定に向けての市民に対する事前のPRをしておく必要があるんじゃないかというように考えましたので、そういったことに対する、先ほどの及川議員とダブらない面についての委員会の審議経過をお知らせ願えればと、そのように思います。 それからもう一つは、決算書の19ページでございますが、19ページの下から10行目当たりですが、ここに水道管路台帳加除修正業務委託というのがあって、委託金額が2,081万9,390円というのがございます。これは、去年の台帳整備業務委託を見ますと3,471万1,000円で委託契約をいたしてございます。去年のものがまさに台帳整備だとすれば3,400万何がしの金はわかりますが、今回のものは修正になってましたので、修正するには委託金額が多い感じがしますので、業務の内容についてお伺いをいたします。 以上、2点です。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋義麿君) お答えいたします。 まず最初に、水道管の台帳に関しましては当委員会では話し合われませんでしたので、当局から答弁させていただきます。 それから、最初の料金についてのことでございますけれども、委員会では、説明を受けたとおり、先ほど申し上げましたとおり、平成10年の4月1日から高料金対策の補助金はなくなるんだということで、やはり値上げの方向で考えているということでございまして、いきなり値上げというのもやはり市民に対して与えるショックが大きいんじゃないか、そういうことで、広報、その他で事前にPRする必要があるのではないかと。それから、実情を市民の皆さんに理解していただく必要もあるのではないかということで、機会あるごとにPRをするべきだと、そのように意見が出されております。 それでは、2番目につきましては当局の方でお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 水道部長。 ◎水道部長(平野達志君) ただいまの19ページの水道管路台帳加除修正業務委託について申し上げます。 この内容でございますが、これは、7年度に漏水管更新あるいは新たな拡張で管を布設したわけでありますが、それの一切を、管路台帳図あるいは管路台帳というのが整備されているわけでございますが、それのあらゆる修正がこの業務内容であります。 それから、7年度の中にございます管路台帳整備でございますが、これにつきましては、江釣子地区、和賀地区についての管路台帳図、台帳の整備がこの3,000万何がしでございます。7年度につきましては、このほかにも修正というのが入っておるはずでございます。大体1,900万円ぐらいかなと思います。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 13番小原健二君。 ◆13番(小原健二君) 委員長報告の中で、来年度から料金値上げを当局では検討するということと、あと、事務・事業の効率化等を図らなければならないというお話がされましたが、経営効率化は当然していただかなければならないわけでありますけれども、その中で、検討する事項が何項目かあるのではないかと思っております。そういうことで、本定例会の初日に監査委員さんにも行政監査的な立場で何か、財政状況は厳しいと書いてはいるものの、どの部分に課題があるのかという部分もお尋ねをした経緯があったんですが、そこで、決算書の25ページの1款の6節の中で水質検査機器整備という項目もあるわけでありますが、最近、本市の水道水、大変おいしい水であるというふうに思っておりますけれども、一般の家庭にかなり用水の機器が普及して、市民も飲み水に大変な関心を持っているあらわれではないかと思うわけでありますが、特に水質検査の部分について、当管内における、企業団と北上市の水道事業所、同じ地域にあるわけですけれども、別々に検査をされているのか、統一した共同検査体制がとれないものなのか。いろいろな効率化施策があるかと思うんですが、その中の一つ、例えばこういう部分は検討されたのかどうかお伺いしたいと思います。
    ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋義麿君) 水質検査に関しましては話し合われませんでしたので、当局の方より答弁いたします。 ○議長(平野牧郎君) 水道部長。 ◎水道部長(平野達志君) ただいまの御質問にお答えいたします。 水質検査につきましては、水道部では水道部独自で検査をやっております。この検査体制についてでございますが、それぞれの水道事業体で検査をしなさいというのが基本になっているわけです。平成5年に水道水質基準が大幅に改正になったわけです。その時点からかなり高額の水質検査機器、高度の機器を購入しないと検査できないような状況になったわけですが、当市の水道では、工業用水の検査等もございましてある程度の機器をそろえていたということもございまして、現在はすべて独自でやれるような状況になってございます。そういうことで、企業団にはまだ委託をしておりませんけれども、将来は企業団に委託ということも念頭に置いてやっているわけでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 10番三浦悟郎君。 ◆10番(三浦悟郎君) 26ページの水道メーターについてお伺いをいたします。 水道メーターについては、報道によると談合が行われていたということで、価格も5,000円台から約1万円という大幅な差が生じていたということが報道されておりました。そのほかに口径によるすみ分けとか、いろいろな談合が行われていたというふうに報道がされてあったわけですが、当市については、この購入についてどのように対処をされておられるのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 建設常任委員長。 ◆建設常任委員長(高橋義麿君) 水道メーターに関しましては話し合われませんでしたので、当局より答弁いたします。 ○議長(平野牧郎君) 水道部長。 ◎水道部長(平野達志君) ただいまの水道メーターの購入についてでございますが、御承知のように東京都の問題がございまして、東京都ではこの25社について指名停止をしたわけでございます。この指名停止については全国的に広がっておりまして、県内でも、まず岩手県が行い、盛岡市が指名停止を行い、以下、県内で各市町村指名停止を行っておりますが、北上市では、9年の3月1日から4月30日までの2カ月間に取引のあった4業者なんですが、この4業者は、東京都は25社だったと思いますけれども、その中に含まれている業者ですので、4業者について指名停止を行いました。東京都の例もございますので、その後入札方法等につきましても今年度から変えてございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより認定第1号平成8年度北上市水道事業会計決算の認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立全員であります。よって、本件は原案のとおり認定することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第2、議案第74号平成9年度北上市一般会計補正予算(第2号)、日程第3、議案第75号平成9年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)、日程第4、議案第76号平成9年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号)、日程第5、議案第77号平成9年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号)、日程第6、議案第78号平成9年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号)、日程第7、議案第79号平成9年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、日程第8、議案第80号平成9年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、日程第9、議案第81号平成9年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)、日程第10、議案第82号平成9年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)、日程第11、議案第83号平成9年度北上市水道事業会計補正予算(第1号)、以上10件を一括して議題といたします。 これより質疑に入ります。 最初に、一般会計の歳入から款を追って進めます。 2款地方譲与税。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 8款地方交付税。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 11ページ、地方交付税の中でお伺いいたしますが、今回4億2,795万4,000円の減額でございます。当初予算では前年度よりも1億円も減で予算措置されておるにもかかわらず、今回4億2,700万円もの補正減というのはどういう理由かをお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 地方交付税についてお答えします。 基本的には昨年度の後半に税収等がかなりふえまして、基準財政収入額が増加したためにこのような結果になっておりますけれども、内容としては、先ほど言いました基準財政収入額がふえたということでございます。内容としては、基準財政収入額6.4%、前年度対比で6億2,800万円ほど収入がふえている計算となっております。それから、基準財政需要額の方ですが、下水道事業関係が交付税算入されていた分がかなり多かったわけですが、9年度からそれぞれの事業で起債対応するというようなことがありまして、5億円程度下水道関係費で落ちた面もありまして、需用額が0.3%の伸びでございました。それから、合併特例法による縮減の開始が9年度から始まりまして、その差額の10%ということになるんですが、1億6,000万円程度でございますが、こういう形の内容になっております。 いずれ、前年度後半から収入額がふえておりましたので減額になるものとは予想しておりましたけれども、予想を上回る減額となっておりますが、この交付税制度は、そういう基準財政収入、支出の計算によって自動的に計算されるということもありましてこのような結果になっております。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 12款国庫支出金。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 13ページの一番上の労働費国庫補助金でございますが、これも1億1,000万円の減になってございます。これは、当初予算でやはり電源地域産業再配置促進費補助金として1億1,000万円を当初で計上しておったわけでございますが、今回丸々ここで減額ということに対する理由をお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 国庫補助金の関係でございますが、この補助金は和賀川グリーンパークテニスコートの事業に係る分として要請していたものでございますけれども、同じページの7目の商工費国庫補助金という項目に工場再配置補助金整備費補助金として1億8,400万円増になっているんですけれども、国と協議している中で、工場立地も進んでいる地域ですので再配置補助金でもいいんじゃないかということで、このように指導をいただいて振りかえております。この7目の方も和賀川グリーンパークテニスコートの整備事業に係る分でございまして、この補助金をこのように振りかえたものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 13款県支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 14款財産収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 15款寄附金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 17款繰越金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 18款諸収入。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 19款市債。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 歳入を終わり、歳出に入ります。 1款議会費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 2款総務費。28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 30ページでお尋ねします。 徴税費の中で、説明で納税貯蓄組合費582万9,000円の減額をしておりますけれども、事情を御説明を願います。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) この補助金は、前年度の実績によりまして各納税組合に支出しているものでございますが、当初計上していたより実績額が少なかったということの結果なわけでございますが、いずれ収納率等は伸びているんですけれども、期限が過ぎてから納入になった分があった関係でこのような結果となっております。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 実績が少なかった、期限内に納められなかったということですね。納税貯蓄組合の団体が減ったとか、そういうものではないんですね。確認したいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 組合は減っておりませんので、そういう結果でございます。 ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 28ページの12目の交通安全運動啓発にかかわって御質問したいと思うんですが、この交通安全の問題は、市民を挙げて本当になくしていかないと交通事故が多発している状況があると思うんですけれども、そういう中で当局等もいろいろ御努力はされているということは理解いたします。この8月に、飲酒運転を撲滅するというその一環の取り組みとして、誓約書を免許を取得している者から出してもらおうと、そういう運動をされているようなんですが、実は私のところにも来まして、これは北上市交通安全協会黒沢尻支会が取り組んでいるものですけれども、住所と、あとは家族の免許取得者の氏名を書いて北上市交通安全対策協議会会長・北上市長と北上警察署長に提出すると、そういう内容になっておりますけれども、こういう運動に至った経緯、あとは誓約書のどういうふうな回収の仕方をされているのか。もちろん誓約書でしょうから強制ではないでしょうけれども、どのような集め方をされているのかということが第1点です。 もう一点は、多分和賀とかほかの地域でもやったというふうに聞いていますけれども、その結果どういうふうになっているのかということです。 それから、この誓約書を出した後どういうふうにされているのか。その処理の仕方、この3点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 今、質問者が言われるように、これは安全協会の方の独自事業として取り組んでいただいておる事業ですけれども、北上管内の死亡事故、それから飲酒運転が非常に多いということで、飲酒運転をどうにかして減らしたいという考えから、独自事業としてこのように取り組んでいただいたものと思っております。 それから、結果はまだ私わかっておりませんので、この結果については答えられませんが、誓約書については、あて先にございますように対策協議会の市長、それから警察署長になっておりますが、今月の、日にちちょっと忘れましたが、市長室においてそれらの誓約書を市長、警察署長同席のところで提出するというふうに聞いております。 ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 集約の数等はまだですね。これからですね。 確かに飲酒運転がふえてまして憂慮される事態だと私も思うんです。ただ、この誓約書という方法がどういうものかということになりますと、またそれとは別な問題点もあるのではないかなというふうに思うんです。その一つに、家族みんなの氏名を出すということ。これは一人一人の同意がないとこの誓約書というのは出せないものですね。いろいろ聞きますと、世帯主がまとめて書いたり等々あって、せっかくの誓約書に本人の意思がなかなか入らないで、ただ名前だけ出されてしまっている、そういう形と、あと、私は、これはプライバシーの問題にもつながっていくのではないかなというふうに思うんです。確かに任意ですからそれはいいんですけれども、誓約書まで出して飲酒運動の成果を上げるというこの方法、これは確かに支会で取り組んでいるものですからここで云々ということではないんですけれども、もう一つは、さっき答えてもらわなかったんですが、どういう方法で下におりているのかということ。行政の半ば強制みたいな形になっているところもあるようなんです。班長さんがとにかく出してくれというふうに何回も請求に来るということですね。これは、行政がそういうふうになってしまうと半ば強制にとられるというふうに思うんです。その辺の問題等、やっぱり市としてもその辺の対応が必要ではないかなと、配慮が必要ではなかったかなと。多分区長会か何かでこれは出されたと思うんですけれども、もうちょっと詳ししくその経過を教えていただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 確かに言われるように、家族全員の者を1人で記入したりとか、そういうふうなことがあれば本人の誓約そのものが疑わしくなるわけですけれども、いずれ担当といいますか、お願いしております安全協会は、どのようにしたならばこのような飲酒運転、交通事故がなくなるような運動ができるかと。効果ある運動を上げるにはどうしたらよいかということを相談しておるようでして、それをこのような形で、各企業等が参加しておりますけれども、企業が実際にそういう誓約書をとるという方法をとった場合に、非常に社員がみずからそういうような襟を正す機会になったという効果等も受けて、それでは全市民にそういう意識を持ってもらう方法として取り上げようじゃないかというような格好で行動を起こしたように聞いております。行政で強制するようには指導してございません。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 30ページの一番下、市税の還付金500万円を還付してございます。この課税の時期、それから内容等についてお伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) この500万円につきましては法人市民税にかかわる分でございまして、平成8年度に予定納税された分につきまして、9年3月で決算期を迎えまして、それから2カ月後に納税したり還付したりするという手続があるわけですが、その手続上、過不足清算で還付する額が多くなっておりまして、当初2,500万円を計上いただいているんですけれども、既に2,000万円ばかり支出しておりまして、今後の対応として計上いただいたものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 24ページの一般管理費の中で職員人件費が一般職給で5,200万円何がしがあるわけですけれども、人事異動によってこのような大きな動きになったものというふうに思われますけれども、ここで時間外勤務手当が210万円の減になっているわけです。各款にわたって、各課全部ではありませんが、非常に大きく、職員の人事異動ということでの動きはわかりますが、時間外勤務手当が200万円、300万円という単位で増になったり減になったりしておるんです。これは、どうも幾ら見ても関係性とか脈絡とかが見えないんです。職員の異動によって時間外勤務手当が上がったり下がったりしたんじゃないだろうと思いますが、なぜこのように時間外勤務手当が200万円、300万円という単位でふえたり減ったりしておるのか、その点理解できるように御説明願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) ただいまの御質問についてお答え申し上げますけれども、御指摘の時間外勤務手当につきましては、質問者がおっしゃるとおり、主なる理由というのは4月1日の人事異動によるわけでございますけれども、さらにそれに加えまして何点かその要素があるわけですが、主なる理由といたしまして、そのほかに当初予算の編成後における時間外勤務の状況であるとか、あるいは今年度における現在までの時間外勤務の状況、それから、前年度決算額の実績等、さらに、今年度の当該課等における事業等の特殊事情等々を勘案し、今回補正取りまとめたものでございまして、人事異動の結果、特定の課に時間外勤務が多い職員が在職するとか、そういったようなためというふうなことではございません。先ほど前段に申し上げたような理由等々からして今回このような補正の結果になったと、こういうことでございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) それらいろいろと何点の精査によってそのようなことになったということのようでありますが、でも、額が100万円、200万円、300万円と、大体そんな額で増、減という形なんですね。どうも額のあり方が、そのような理由だとすればもう少し細かい単位になるというふうに思われるんですが、余りにも増も減も100万円、200万円、300万円といういうふうな額ですので、本当に精査の結果なのかなというふうな気がするんですが、もう一度その点お答え願いたいと思いますし、このことによって、毎年予算、決算の際に委員会で問題になるわけですが、大変残業時間が多いということが毎年問題になっておるわけですけれども、今回のこの精査によって本年度はどれだけ残業が減るというふうに見込んでおられるのか、その点もあわせてお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) 今回の補正が目によっては確かに100万円あるいは200万円といったような高額になっておる箇所もございますけれども、これは、先ほど申し上げましたとおり、昨年度の実績等から勘案したり、今後における事業等を勘案して計算したものでございますけれども、全体的には対前年度比におきましては約5.9%ほど現在の時点で減になってございます。集中する時期、例えばその事業によって下半期に集中する事業等、こういったような課等もございますので、そうした額の大きな数字等になっている課等もございます。年間を通して平準的な残業となればいいわけですけれども、どうしても事業の関係上ある一定の時期に集中する。例えば税のような場合は申告の時期にどうしても集中する。それを年間取り崩せないかと、こう言われましても、やはりこれは毎月申告を受けると、こういうわけにいきませんので、どうしても例えばそういった時期に集中するというふうなことから、今後の見通し等を勘案してこのような補正をお願いするという結果になったわけでございます。 今後の見通しと、こういうことでございますけれども、できるだけ残業は職員初め、担当の方でも少なくしたいと、こういうことで努力しているわけでございます。したがって、特に今までの結果において残業が多くなっているような課等におきましては、それぞれ個別にヒアリング等を通じましてその実情を聞いたり、あるいは対策のための指導といいますか、目標を定めたりして計画的に実施させるように努力しております。ここ年々、決算の状況でおわかりのとおり、若干ずつではございますけれども減るような傾向に数字としてなってございまして、8年度の実績を幾らかでも下回るような計画の枠内でおさめてまいりたいと、このように担当課並びにその残業に当たる課等も努力しておるところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 2款を終わり、休憩いたします。             午前10時59分 休憩---------------------------------------             午前11時12分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3款民生費。8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 44ページでお聞きします。 7目の委託料ですが、乳幼児妊産婦母子家庭医療費給付事業の中で、その下にあります福祉医療給付システム開発委託料、これは当初260万円ほど予算化されているようなんですが、さらに600万円ということで、どういう理由でこれほどの金額の増が必要となったのか御説明をいただきたいと思います。 2点目は、御存じのように9月から医療費が上がりまして、この乳幼児あるいは妊産婦、母子家庭のそういう家庭も負担はふえていくということ。ただ、こういう乳幼児とか母子家庭には、これは県単事業なんですが、市も負担しまして無料化制度をとっているわけですが、今度の9月からの引き上げによってこれの継続がされるのかどうか、それをお聞きしたい。継続になるのかどうか。9月から負担増になりましたね。医療費がふえますね。確実にこれはふえていくと思います。その分の負担増分もさらに上乗せして行政として補助していくのかどうか、そこを教えていただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(滝澤良徳君) お答え申し上げます。 44ページの分につきましては、健康保険法の改正によりまして薬の一部負担等がございましたので、それらに対応してシステムの見直しをするものでございます。 それから、2番目の上乗せの関係でございますが、そのように考えております。 終わります。 ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 薬の引き上げによってということなんですが、薬がさらに引き上げられたことによってどういうふうなシステムの開発になっていくんですか。もうちょっと細かく教えてください、わかりませんので。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(滝澤良徳君) 薬剤費の一部負担ということでございますけれども、これにつきましては、ここにありますように、乳幼児、妊産婦、母子家庭の関係につきましては、今の御質問は細々しくというお話でございましたけれども、システム全体の見直しも入りますのでこのような内容となっておりますが、システムの項目につきましては時間をいただきまして、システムの開発の名称をお答え申し上げます。 ○議長(平野牧郎君) 4款衛生費。28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 52ページの清掃事業所維持補修費ですが、お聞きしますと、清掃事業所のダイオキシンの対策にかかわる予算計上のようであります。御存じのように、6月議会では清掃事業所のダイオキシン対策についてかなりの質疑が交わされました。当市でも予算を対応するべくいろいろ御答弁があったわけですが、今回計上いたしました8,000万円の事業費の概要について御説明願います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) それではお答えいたします。 今、国の補助とか、いろいろなダイオキシンの技術的なものというのは流動的になっておりますけれども、現在の北上市の施設を検討した結果、これらのことを行えばさらに削減できるという内容ですけれども、これは燃焼室の容積を広げ燃焼効率を高めるための工事ということになりますが、再燃バーナー、それからガス冷却室、2次空気吹き込み装置、これらの3カ所について改修を行って下げようとする工事であります。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 早速予算計上していただいたことに大変敬意を表するわけでありますが、最近学校とか家庭でも燃やすごみからダイオキシンが発生するということから、そういったごみは燃やさないで集積所に集まるという傾向になってきているようであります。現地ではその対応に苦慮しているのではないかなと思うんです。6月議会でも出されたとおり、現在、清掃事業所は24時間稼働しているわけです。その上にごみの量がふえるということで大変苦慮していると思うんですが、その後持ち込まれるごみの量とかがふえているのではないかなと思いますが、実情を教えていただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) ごみの持ち込み量の変化についてお答えいたします。 8月現在の対前年比較では、家庭系、事業系あわせて可燃ごみでは7%の減になっております。それから、不燃ごみでは10%の減です。総合計でも7.7%の減ということで、資源ごみへ回る量の方も多くなっておりますので、このようにごみ焼却場への持ち込みは少なくなっております。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 今の柏葉議員の質問とも若干かかわりあると思いますけれども、ページ数からいくと50ページでございますが、ここに清掃事業所の焼却施設業務委託として追加でもって270万円の予算計上をされてございます。これは恐らく業者委託の関係の増額分だと思いますが、私、常々申し上げておいているんだけれども、当初委託契約した後にしばしばこのように委託内容の変化に応じてか増額契約されている面がしばしば、特にもこの事業所の場合は過去の例を見ても多いわけでございまして、年度末ぐらいになっていろいろ制度改正等々でやむを得ず委託内容の変更があった場合は増額はあり得ると思うけれども、年の半ばでもって委託内容の変化等に応じる契約変更ということは、当初契約する際の思料不足からこういった面が出るんじゃないのかなという感じをいたしておるわけでございまして、今後のこともありますので、こういった点についてのお考えをお伺いいたしたいと思いますし、きのうあたりの岩手日日にも出ておりましたし、ただいまの御説明にもございましたが、大分ごみの量が減ってきておるということなどから勘案しても、委託増になるという理由がどういうところから発生したのか、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) お答えいたします。 再々そのような注意を受けておりますというか、6月の補正では、ダイオキシン対策ということで運転時間を24時間にふやしたということでこれまた補正しておりましたが、今回の9月では、先ほどの、これは事業費で8,000万円以上、1億円にならんとするような事業費になるわけですけれども、それらのダイオキシン対策の改修に伴いまして、片炉ずつ休むということになりますので、今現在の稼働は月曜日から金曜日というふうになっておりますけれども、片炉を休んだときの土日稼働に係る予算をお願いしたものであります。 ○議長(平野牧郎君) 7番高橋元君。 ◆7番(高橋元君) ダイオキシン対策でちょっとお伺いしたいんですが、先ほどの柏葉議員の話にもありましたが、家庭でのごみ焼却、これについても非常に社会的に問題になっておると。これについて、今後どのように家庭の方にというか、市民の方に市としての取り組みというか、それらを運動として広めていかれようとしているのか、それを1点お伺いしたいと思います。 それから、盛岡市内の学校ではダイオキシン問題で焼却をしないというふうな新聞報道があったようですけれども、市内の学校の焼却ごみの調査、そしてまた、それに対する何か検討策等考えておられることがありましたらお伺いしたいと思います。 2点です。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 家庭、学校、それらの小規模の焼却施設でもダイオキシンが出ているのではないかということになっておりますけれども、原因が塩素系のものというふうにはっきりしつつありますので、それらのものが各家庭や学校で燃やされないような分別収集をするよう指導したいと思っております。 それから、学校の状況については、具体的に調査しておりません。 ○議長(平野牧郎君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(滝澤良徳君) 先ほど3款の答弁を保留しておった部分についてお答え申し上げます。 内容につきましては先ほども申し上げましたように薬剤関係でございますが、外来薬剤負担管理関係と、それから、それに伴いまして日数、点数とか負担割合等が全体に波及いたしますので、内容につきまして申し上げますと、給付申請の入力とか、給付申請のエラーリスト、さらにはパンチデータ処理、給付確定処理、高額療養費管理、統計処理等でございます。それらが波及するものといたしましては、高額マスターとか関連ファイルのレイアウトの変更等もございますので全般的な変更になると、このような内容でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) 市民生活部長にお聞きしますけれども、塩素系のプラスチック、それから塩素系以外のプラスチックの選別を指導するというお答えでしたけれども、それはどのような方法でなさるんですか。私なんかちょっと疎いものですから、プラスチックの入れ物というのはみんな塩素系かと思ったら、ペットボトルというのは塩素系ではないと。あれはポリエチレンテレフタレートとかというので、それでペットになっているんだそうですけれども、そういう選別というのは一般家庭でわかるものでしょうか。どのような方法で選別をやるのかちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小笠原哲哉君) 具体的にこれこれというふうにここで答えられませんが、表示になっておるというふうに思っておりましたが。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、先ほどの7番議員の学校のごみの取り扱いについて現状を申し上げたいと思います。 御指摘のとおり、各市町村で学校の取り扱いについてはさまざまな対応をされているわけでございますが、当市におきましてもそれを受けまして、当面今年度いっぱいはそういうごみの分類の仕方について学校で実施していただくと。そういう疑わしいごみについてはとりあえず分別をして焼却場の方にお願いするということで、実態的にどれだけの量が出るかということは私どもとしてまだ実態把握しておりませんので、そういったことも踏まえまして、今年度はそういう対応をやりながら次期対策を考えていきたい、このように考えております。 ○議長(平野牧郎君) 5款労働費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 6款農林水産業費。27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 56ページの水上山口牧野管理費で修繕料150万円が計上されておるわけですが、伺いますと、クリンパーモアーの修理代だということで2台の修理のようですが、ほとんどが1台の修理にかかっている内容のようでありますけれども、余りにも修理費としては高過ぎるのではないかというふうに思われるわけです。この機械そのものを新品で購入すれば350万円はする機械だということのようですが、既にこの機種についてはもうつくられておらない機種のようでありまして、その意味におきましても大変高い値段についているのではないかというふうに思われるわけです。しかも外国製ということでありますから、これも聞いてみますと、外国製の修理の場合大変高いものにつくということでして、これだけの150万円もの修理費がかかるということのようでありますので、いろいろなメーカー、機械等も調査しますと、国産であれば、牽引ではありませんけれども150万円ぐらいでほとんど新品が買えるという状況のようでありますから、何も古い機械を150万円もかけて直す必要があるのかというふうに思われるわけです。たとえ修理してもまた修理代がかさむということになるのではないかというふうに思われますので、むしろそういう外国製から国産に切りかえる方向を指導してもよいのではないかというふうに思われますが、その点いかがお考えなのかお伺いをいたしたいと思います。 それから、60ページの林業構造改善事業がございまして、今回は立ち上がり資金と、それから造成費の分が計上されておるようでありますが、これもさまざま経緯があったようでして、第三セクターでやってほしいという組合からの要望ではなくて、有利な構造改善事業を導入したということでありますが、組合の負担費も15%に上るということで、本当にやっていけるのかなというふうな危惧を覚えるわけですが、今後、市の基本的な考え方はどのようにお考えになっておるのか。全体の事業費は幾らになって、市の負担分がどれだけになって組合の負担はどれくらいになるのか。そういう中で本当に直売センターとしてやっていける見通しをどのように市ではお考えなのか、その点お聞かせ願いたいんですが。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(新田厚男君) 今回の水上牧野の修繕料につきましては、今、御質問をいただきました内容のとおり、1つはジャイロレーキ、それからモアーコンディショナーと、この2つの修理であります。これらはいずれも昭和57年に取得いたしたもので、本体、ファーガソンのアタッチメントであります。既に15年を迎えているわけでありまして、お話ありましたように老朽化してきているものであります。今回、緊急を要するということ等から修理をして使用したいという考え方であります。 それから、余りにも高いのではないのかといったようなもの、それから、外国産を国産に切りかえたらいいのではないのかといった等々の話もございますが、今回の部品調達も、外国製ということでかなり日数は要しましたけれども、調達できる見通しであります。いずれ国産か外国産か等々については、本体のエンジン部分を更新する時期において十分にお話ありましたような内容を検討してまいりたいと、そんなふうに思っております。 それから、林業構造改善事業の関係でございますが、これはかねてから検討していたものでありますが、ようやく協同組合として6月9日に設立がなされたものであります。これは国の総合型林業改善事業補助金として取り組みをするものでありまして、平成9年度の総事業費は1,400万円でございます。国、県で60%の補助を受けるわけでありまして、これは60%相当です。それから、市が25%相当で350万円。それから、組合が15%負担で210万円。国、県、市の部分で1,190万円ということで今回の予算に支出を計上しているわけであります。全体の事業費が1,400万円でございます。繰り返しになって恐縮ですが、国、県で840万円、市補助金が350万円、組合負担が210万円、締めて1,400万円。 それから、立ち上がり資金等の関係につきましては、今回の補助事業での事業は敷地造成だけということになりますので、その他、補助対象外のものといたしまして用地の測量あるいは造成に伴う設計とか、あるいはその他いろいろな諸経費等々がかさむということで、別途、単独で2分の1相当額の385万円を補助しようと、このように考えているわけであります。 いずれ、この事業についてはかねてからの取り組みでありまして、国の補助を受けながら、何としても林産物、それから地域の農産物の販売等々の拠点にしてまいりたいという考え方で、市としても地元の熱意にほだされまして支援をしてまいりたい、こんなふうに考えているところであります。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 先ほど部長さんの答弁が、船で着いたということが着く予定であるというふうに直りましたので、予定であることに御質問申し上げますが、外国製というのはどうしても飛行機便で送らなければならないから大変高い修理代につくというのが通常のようなんですね。今度の更新のときに考えたいというお答えですが、私はむしろ、今これだけ150万円もかけてやるのであれば、国産の新製品にした方がいいだろうというふうに思うんです、この修理代で買えるわけですから。わざわざかなりの年数を経過したものをこれだけの部品を取りそろえて直しても、ほかの部品がだめになるとまた同じぐらいの額がかかるというふうなことになるでしょうから、着いてしまったのならしようがないでしょうが、まだ着いてないのであれば今の段階から考え直してもよろしいんじゃないかと思いますが、その点についてもう一度伺いたいと思います。 それから、林業構造改善事業ですが、先ほど私伺ったのは今回の予算ではなくて、総事業費が幾らかかるかということでしたが、その点は結構ですけれども、かなり地元負担も伴うということですから、むしろこのような施設は、市が国、県の補助を受けて建設をして組合に貸し出すというふうな方法がとられないものか。そうしないと、なかなか運営というものは、そうでなくても農産物直売所といっても大変厳しい側面があるわけですから、その辺の見通しを先ほど伺いましたが、どうもその見通しについては余りはっきりしたお答えがなかったものですから、その点もう一度お答えを願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 農林部長。 ◎農林部長(新田厚男君) 機械の関係につきましては、いずれ国産、外国産につきましては、さっき申し上げましたように、既に15年を迎える本体のファーガソンとセットのアタッチであったということから、とりあえずアタッチというのは見える部分を修理すればいいという、そういう考え方から今回はそんな対応をしたいというふうに思っております。いずれ、本体のトラクター部分についても検討される時期が来るだろうと思いますので、そのときには改めて十分検討したい、そう思っております。今回はできるだけ今の修理で対応したい、こう思っております。 それから、産直センターの総事業費の関係でございますけれども、今年度が敷地造成で1,400万円、それから10年度におきましては7,240万円でございます。これは建設費等々の関係でございます。今年度の1,400万円と10年度の7,240万円、この2カ年のが総事業費の合計額でございます。 それから、地元負担が多いので、市がやって地元に貸したらどうだといった等々の話でございますが、いずれそういう考え方もあろうかと思いますけれども、これは当初から地元の強い要望等々の流れの中で対応してきた事業の取り組みでございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 7款商工費。29番鈴木健策君。
    ◆29番(鈴木健策君) 62ページですが、ここに貸付金のふるさと融資貸付事業費というのがあるわけですが、2,000万円減額になっておるわけです。これは地方債補正をやっておりますけれども、当初予算1億8,000万円の商工債、市債なわけですが、今この時期に減額した理由と、当初予算で本当は聞けばよかったんですが、融資対象、融資条件、それから貸付金になっておるわけですが、金利等の関係、これをちょっと内容を教えてほしいわけです。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) ふるさと融資貸付事業費の2,000万円の減の内容でございますけれども、御案内のとおり、これは地方公共団体が金融機関等と協力しまして地域振興に資する事業等に支援していく、こういうことでございまして、民間業者に対して長期的かつ低利の資金を供給する制度でございますけれども、今回、いすゞテクノサウンド株式会社、これがふるさと融資の原資の地方債調達分でございまして、今回、会社は設備投資額として9億4,500万円、これを投資するわけでございますけれども、対象がございまして、このうちの8億円が対象になると、こういう事業でございますが、これの融資の限度がございまして、これが20%と、こういうことでございまして、今回はこの融資額が確定したことによって8億円の20%が限度額でございますから1億6,000万円、こういうふうに融資の額が確定したと、こういうことで今回2,000万円減額するわけでございます。これは、市がそれに対して無利子融資と、こういうことでございますけれども、無利子融資に係る分の75%が交付税措置されると、こういう措置制度でございます。利子分として2.5%、これを見込んでございます。これは、この北上市の地域総合整備資金の貸付要綱、これに基づく融資でございまして、これらの条件をクリアしている企業に対してやっておる事業でございます。融資額の確定によって今回このように2,000万円減額になると、こういう内容でございます。 ○議長(平野牧郎君) 29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) そうなりますと、この融資を受けようとする企業、企業対象は新規誘致企業になるのか。従来あるような企業は、例えば会社を増築するなり規模拡大を図った場合に融資対象になり得るのか。 それから、75%が交付税負担になるということですが、これは市債で、政府資金じゃないんですね。市中銀行からの借り入れだと思うわけですけれども、この場合の借り入れの金利は幾らになっているんですか。借り入れ先、この1億8,000万円。 それから、当初予算で1億8,000万円と決めておるわけですけれども、これはそういう申し込みが多い場合には、無制限という言葉はおかしいわけですが、市としては大体どの辺まで融資をできる枠があるのか。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) 先ほど申し上げましたように、北上市の地域総合整備資金貸付要綱というのを定めてございまして、これにのっとって貸し付けするわけでございますけれども、貸付対象ということでございますけれども、条件等が当然あるわけでございまして、市が策定した地域振興、民間能力の活用事業計画に位置づけられた民間事業者等に対してということでございまして、一つには、この該当する条件としまして、広域性、事業の採算性、低収益性等の観点から実施されるもの。それから、営業開始に伴って事業地域内において5人以上の新たな雇用の確保が見込まれるもの。それから、設備投資額が、用地費は除きますけれども、1億円以上の設備投資のもの。それから、用地取得契約後3年以内に貸付対象事業の営業を開始されているもの。こういった等々の条件をクリアする事業で、すべてこのことをクリアできればこういう貸し付けの制度があると、こういうことでございますので、無制限と言ってはあれですけれども、いずれこの制度を市として定めている以上は、この条件を、今申し上げた内容をすべてクリアした事業に対しては融資制度の該当になると、こういうことになろうかと思います。 どこから借りるのかと、こういうことでございますけれども、先ほども答弁申し上げましたとおり、金融機関等と共同してやっているわけでございまして、企業がどこから借り入れするのかという、その定めている金融機関から借りた場合、その銀行に対して市が補てんしていく、こういう内容のものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) 企業にとっては大変いい融資制度なわけですので、相当申し込みがあると思うわけですけれども、現在までこれに申し込みをして、その条件がクリアできなかった企業はあるのかどうか、その辺1つだけお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) 申し込みがあって該当にならなかった企業等があるのかと。これは、事前審査の段階では、事業所からの希望とこれらのいろいろ諸条件のクリアというふうなことから、事前審査の段階ではなかったんですが、正式に申請された段階ではこれに該当しないという企業はございません。 ○議長(平野牧郎君) 8款土木費。12番金田ハルノさん。 ◆12番(金田ハルノ君) 66ページの下の方ですが、道路新設改良舗装工事事業費1億7,030万円計上されているわけですが、身近な生活関連道路が新設、改良、舗装されていくということについては大変市民としても喜ばしいことであると思います。まず、この1億7,000万円がどこをどのように新設、改良される予定なのかということが第1点。 第2点目は、道路の改良工事にかかわってですけれども、この春から夏にかけて改良工事が行われました大堤から下って打越に来る道路なんですけれども、大変改良されて広くなったしということで喜んではいるんですが、あそこの道路が非常に下り坂であり、しかも先日認定になりました市道の10236061ですか、オフィス・アルカディアの真ん中を通ってくる道路の終点と丁字路になるわけです。あそこと大堤から下りてくるのと丁字路になるわけですが、坂道であり丁字路であり、あそこで一たん停止となれば、かなりこれは危険が予想されるわけです。あそこの道路は市長さんも毎日のように通って御存じのことなんですが、毎年たくさんの事故が起こって、特に冬になると事故現場を何度も通り過ぎなければならないようなことがある危険なところなんです。そこが改良されるということで非常に喜んでいたんですが、何かできたのを見るとまだこれは危険だなということが考えられるんですが、あそこの勾配がどうなっているのか。それから、そういう丁字路で一たん停止しなければならないという状況が出てくるわけですが、その安全対策、これをどのように考えておられるのかという点について伺いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋正夫君) お答えします。 最初の道路新設改良事業費の1億7,000万円の増でございますが、これは、飯豊和田線、北上線の立体交差していっているところですが、これが1億2,500万円から3億円という大幅な増でございます。この飯豊和田線が大きく伸びたというものでございます。 それから、相去住宅線、打越のところの丁字路の関係でございますが、これはオフィス・アルカディアの取りつけ道路16メートルに伴って改良したわけですが、この勾配につきましては、やはり事故防止のために、交差点の手前、勾配を緩くするという改良工事をして坂の相当上まで影響範囲がいったわけですが、前よりは勾配を落として丁字路でとまりやすいようにという考慮はしてございます。 それから、これからの事業で、凍結防止とか、そういう制度がございまして、ことしも相去三十人町で6,000万円ほどかけてやりますが、そういうのも今後状況を見ながら取り入れます。それでも改良して、丁字路の手前で緩やかな勾配にしてとまれる方向ということは検討した結果でございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 12番金田ハルノさん。 ◆12番(金田ハルノ君) 確かに少しの間ですが緩やかになっているんですが、1台とまるのならまあいいとして、その後に行って次々ととまらなければならないという状態になった場合は坂の途中にとまるということもあり得るわけで、あそこが常に凍結しないように何とか工夫していただきたいし、それから圧雪になった場合、大変危険が予想されておりますので、何とかそこのところを、今までのような砂をまく程度では私は危険なのではないかと。改良工事されてますます危なくなったというのがあの辺住民の声ですので、さらに一考をお願いしたいと思います。 それから、信号があそこにつく予定なのかどうか、その見通し。 それから、片側歩道が坂道にあるんですけれども、途中まできて、あれはここまでであとは予算がありませんという形で切れているんですが、あの歩道を通ってきた人はまた大変危険だということが考えられますけれども、あの歩道の続きはいつごろどんなふうになる予定なのか、その辺をお伺いしたいと思います。 それから、同じことが大堤ですか、玉扇という食堂があるんですが、あそこから下りていったところ、これもオフィス・アルカディアの取りつけ道路と結ぶために改良されたわけですけれども、あそこも坂道で、しかもあそこは十字路になって、どっちが優先なのか今のところわかりませんが、いずれとまらなければならないということなので、そっちの方も安全対策がどうなっているのか、あわせてお願いしたいと思います。まず、その見通しですね。これからあそこがどうなっていくのかということをお願いします。 ○議長(平野牧郎君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋正夫君) 交通安全対策につきましては十分対処してまいりたい。除雪とか融雪剤等については十分やっていきたい、こういうふうに思います。 それから、相去住宅線の十文字ですけれども、これは優先順位が決まって、一時停止は決めておったと思います。 それから歩道ですが、相去住宅線はオフィス・アルカディア内は16メートルで歩道が両方つきますので、これを北の方にずっと市道の分相去住宅線の延長は今後整備していきたいと。歩道をつけて整備していきたいということで開発計画等に登載を要望するところでございます。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 12番金田ハルノさん。 ◆12番(金田ハルノ君) 確認ですが、そのオフィス・アルカディアの道路と同じ、そこを整備するときに歩道も続けて整備していただける予定なんでしょうか。今、途中でとまっているといったその歩道ですが、その続きも打越のあたりまで整備になるのかどうか。いずれ坂を下りてきてどこへ行けばいいのという感じなんです、その歩道が切れているので。あそこの続きは、オフィス・アルカディアの道路を整備するときにその続きもやっていただけるのかどうかということなんです。 ○議長(平野牧郎君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋正夫君) オフィス・アルカディアの事業はちょうど交差点とすりつけ区間で終わっているわけですが、これを北の方に今後開発計画の中で歩道をつけて整備していきたいという計画でございます。即アルカディア事業と一緒にやれるものではございませんが、ですから、当分はアルカディア地域内に行く人たちはそのまま使えますけれども、北に向かう人はしばらく歩道はないが、つけたいという計画でございます。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 70ページと72ページ、関連しますけれども、市街地再開発事業費の委託料の関係なんですが、当初予算では本通り地区の市街地再開発事業の補助金が5,335万円、そして、準備組合連合会の方にはそれぞれ1,000万円ということで計上されていたわけですけれども、今回のこの委託料の関係の、委託先も含めてどういう内容なのかということが1点と、72ページに市街地まちづくり計画策定事業費というのが643万1,000円の追加ということで出されておりますが、この業務委託の内容と、どこに委託されるのかというふうな部分を当初計画との関係で御説明をいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) それでは、70ページの本通り地区再開発事業推進計画策定業務委託料について申し上げます。 これは、都市再開発法に基づいて国庫補助を導入する際にこの申請書等をつくっていかなければならないわけですけれども、これまでは川徳を核として想定した計画書を策定してきたわけですけれども、川徳が出店できなくなると、こういうことで、現在ビブレを核とする計画をつくるわけでございます。そのために必要な経費としてこのような経費を計上いたしたところでございますが、このものについての委託先と、こういうことでございますが、これについては、現時点では業者選定は原則として競争というふうに考えておりますけれども、これまでの計画書の策定等と整合性をとる、こういうことが必要かと思っておりますけれども、いずれ入札等というふうに考えておるところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) 私からは、72ページの市街地まちづくり計画策定事業費について御説明申し上げます。 これは、今、商工部長がお話ししたように、本通り・新穀町市街地再開発事業関連の調査業務委託料でございます。キーテナントは川徳からビブレに変更、そういうことになったとして、それに伴う施設建築物の容量、規模あるいは内容、こういったものが変わってきますので、これに伴って8年度に策定した当該調査の修正を行おうと、こういうものでございます。主な内容は、交通解析というものが主でございまして、この資料につきましては都市計画決定のバックの資料として使用したいと、こういうものでございます。 委託業者につきましては、昨年度請け負った業者が有力とはなりますが、これはいろいろな資料を持っている優位性でそういうことになりますけれども、競争が基本で考えていきたい、このように思います。 以上です。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) それぞれ計画が変更されて、新たに策定のために委託をするということがわかったんですが、この回答をいただく時期といいますか、期間的に幾らぐらいかかるんですか。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 現時点で期間と、こういうことでございますが、これからおよそ1カ月の範囲内で決まらなければ前へ進めないというようなことにもなるというふうに考えておるところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) 72ページの委託料につきましても、早々にこのキーテナントの変更が決定するということが条件でございますので、それに合わせた作業はそれからやらなければならないということになりますので、できるだけ早く決定しなければならないというふうに考えております。 ○議長(平野牧郎君) 9番高橋孝二君。 ◆9番(高橋孝二君) 都市計画決定にかかわる部分で、現段階でまだ確定してないのでその後の日数になるというふうな答弁ですけれども、まだいまだにめどが立たないということだろうと思うんですが、相当大幅な計画変更になって、このようにまた新たな計画をつくらなければならないということなわけですから、今までの都市計画決定までのいろいろな準備期間等々を含めて、できるのかと質問しますとできるというふうに答えるでしょうからあれなんですが、今までの検討を加えられた時間、それから、出店条件との兼ね合いで1カ月間でそういったものをつくり上げると。いまだに地権者の全員同意を得ていないわけですから、この辺等の兼ね合いで、全員同意が前提だと思いますので、そうしますと当然これをどんどん進めるというわけにいかないと思うんですが、その前提となる権利者の全員同意の見通しと、その後、全員同意がなくても計画をどんどん進められていくのかという、その辺の関係をまず商工部長さんにお尋ねしたいですし、それから、都市整備部長さんには、日程的にちょっと見通しがつかないというのはどういうところに課題があるのか。何が決まれば具体的にどんどん進むというのか、そこの点だけ説明いただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) 権利者の件についてでございますけれども、現時点で精力的に行っておりますけれども、世帯数でいいますと現時点では数世帯というふうに見通しが立ってまいりましたので、これらについては、申請等について、例えば3条申請、5条申請等とあわせて同意という方向に持っていけるものというふうに考えておるところでございます。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) 先ほど申し上げましたとおり、施設建築物の規模、容量、それから内容。もう少し具体的に申し上げますと、最低でもそれらの施設の階層、何階になるのか、あるいは駐車場は何台になるのか、あるいはビルの内容に今度はシネマとかフィットネスだとか、そういったような業態のものも入ってくるということでして、川徳のときから比べますと大分内容が変わっております。しかも大幅に変わっておることで、それらがまず最低でも決まらないと都市計画の手続に入れない、このように考えております。 ○議長(平野牧郎君) 途中ですが、休憩します。             午後0時08分 休憩---------------------------------------             午後1時02分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番高橋茂君。 ◆3番(高橋茂君) 商工部長にお聞きしたいんですが、先ほど孝二議員の質問に対して、推進計画が委託料について1カ月以内に決めなければならないと答えておるわけですが、それは推進計画業務委託を1カ月以内に委託をしなければならないのかと言ったのか、それともいろいろな各店舗との話し合いを1カ月以内にまとめなければならないのか、どっちだかお聞きしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。 1カ月以内と言いましたのは新しい核店舗に関してでございまして、出店していただけるかどうかという最終確認という意味で申し上げたものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 3番高橋茂君。 ◆3番(高橋茂君) くどいようですけれども、そうしますと、今、協定案等ができていると思うんですが、それを詰めてからということに解釈していいわけですね。 ○議長(平野牧郎君) 商工部長。 ◎商工部長(菅崎久君) この補正予算に関してでございますが、そのような条件が整ったときに初めてこの委託料が執行できると、こういうことで、その際には先ほど言いましたように、手続等については入札等を考慮していかなければならない、こういう考え方であるということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 1番久保孝喜君。 ◆1番(久保孝喜君) 72ページ、15節の工事請負費、北上総合運動公園施設整備工事ですが、この中身をお聞きしましたところ、屋外の電気工事だとか、あるいは外構、夜間の通路の通行どめの施設あるいは掲揚ポール、5つ目に電光掲示施設で8,250万円、こういう説明を受けたわけなんです。これは聞いてみますと、昨年度の中で措置してあったものを繰り越しをしないまま結果的に不用額になったと、この補正であると、こういう説明だったんですが、非常にわかりにくい話なんですが、この間の経緯、そして、その原因ということをまず御説明を願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) お答え申し上げます。 ちょっと聞き違いの部分もあるのではないかと理解しておりますが、と申しますのは、電光掲示盤設置工事といいますのは継続費ということで8年度に発注しております。予算的には、8年度の年割額と、それから当該年度である9年度の年割額でもって契約金額を支払い、工事を施工していただくと、こういう制度でございますので、繰り越したということではなくて、それぞれの年度の持ち分で事業を行っていただいているということでございます。したがいまして、本来ならば当初予算から計上してもよろしいわけですが、財源上の問題もあって今回の補正にお願いすると、こういうことになったものでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 1番久保孝喜君。 ◆1番(久保孝喜君) 説明の言葉、表現というか、その辺の行き違いもややあるようなんですが、3月に継続費補正を行っておりますよね。なおかつこの年割額の変更を受けてこの補正予算に出てきたという理由は、それがどういうことなのか、その辺詳しく御説明を願いたいんですが。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 予算編成上の時期のずれ等によるものでございますが、9年度の当初予算、この予算編成等ずっと進んでおりまして、3月補正に継続費として設定して発注したわけでございますけれども、そういう形で、本当は当初なり、それ以前に計上すればいいわけですけれども、現時点の補正になったという結果でございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 関連してお伺いしますが、8年の段階で継続費で15億4,657万9,000円から13億9,816万円に減額しているんですよ。さらに平成9年3月の継続費で13億2,878万6,000円に減額をしておるんですね。さらには、9年の3月補正で電光掲示盤の分だということで8,000万円の減ということになっているわけです。契約が2月でしたから、私なりに入札減だろうというふうに思っておったわけですけれども、なぜここに8,250万円の増になってきておるのか。今の説明の年割額云々かんぬんという説明ではちょっと私は理解をしかねるわけですが、その点もう少しはっきりしていただきたいというふうに思うわけです。 それから、外構工事等今回また補正に上がってきておるわけですが、現地を見てみますと、追加議案で中央広場の工事も出てくるようですが、中央広場とフィールドの高さと問題がないのか。何か中央広場の方が高くなるような感じも見受けられるんですが、雨が流れ込むというふうなことがないのか。 それから、競技場の南側が全部道路が高くなって、U字溝はついておりますけれども、あれから競技場に流れ込む排水路関係を見ますと、大変私から見ますと不都合に見えるんですが、あれは1カ所に全部U字溝から流れていくわけです。大量の雨が降ったときにああいう設計で果たして妥当なのかなという点が疑問に思われましたが、その点はいかがお考えなのでしょうか。 それから、同じ都市計画費でお伺いいたしますが、先日江釣子地区の議員と区長との懇談会があったんですが、非常に桜づつみが立派に整備されたわけですけれども、何か消毒が行われてないという話があって、何をかけたらよいのか指導願いたいという話だったんですが、教えていただければ地区民でやるという意味だったかと思うんですけれども、展勝地は高橋元議員の一般質問もあって、何度も防除を徹底しておられるようですが、展勝地以外の桜については防除をやられておるのかどうか、その点をお伺いしたいと思うんです。 それとまた関連するわけですが、ことしの春からずっと桜づつみの桜を見ておりますけれども、20本以上が枯れたままいまだに放置されておるわけです。私、前に一般質問で申し上げたところ真冬に植えかえた街路樹もありましたが、恐らく去年植えたはずですけれども、前に一般質問で聞いたときも、1年以内であれば保証ということで業者が植えかえると。ですから市では1銭も持ち出すことはないはずなんですが、もう既に1年以上あれは経過しているように見受けられるわけです。ことし江釣子地区でもインターハイに備えた花いっぱい運動だということであそこにヒマワリ等も植えたんですけれども、そのときもそのまま枯れたまま、今も枯れたままの状態で放置されておりますけれども、あれは一体どうするおつもりなのか。契約事項にある1年以内の植えかえということも当てはまらなくなったのではないかと思われますが、その管理はどのようになっているのかあわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) お答えいたします。 1点目の継続費につきましては、8年度に発注でございますから8年度の年割額に従って工事をしていただくわけですけれども、工事の進捗上、8年度では完成しかねるということで9年度に一部を回していただきたいと。そういうような協議が調いますと、8年度の年割額を変更して9年度にその工事を繰り越してという形ですけれども、未執行のまま9年度にやっていただくと、こういう制度でございます。したがいまして、8年度でできなかった今回計上をお願いしている8,000万円弱につきましては9年度に改めて計上しなければならないということでの今回の補正でございます。 それから、中央広場とか、あるいは園路の排水でございますが、確かに園路とか、あるいは中央広場の場合はそのまま排水が下に伝わっていくように暗渠でやっておりますが、園路の場合は沿って側溝をつくっておりますので、そこに一たん流し込んで、それから改良区の排水路に排水していくと、こういう設計になっております。うまく流れるかどうかにつきましては、うまく流れるということで、なお心配箇所については、御指摘の部分もう一回現場を確認してみたいと、このように考えております。 それからもう一つ、桜づつみの関係で、あそこに植栽になっている桜の関係でございますけれども、確かに今年度は実際飢えて間もないということもあって、幼木だということで大々的な薬剤散布というのはやっておりませんけれども、大体展勝地を中心に、成木になりますと、展勝地のみならず市内で公共施設に植えてある桜については展勝地と同じような薬剤を散布しているところでありまして、この桜づつみに植栽されている桜についても追い追いは散布を実行していきたい、このように考えております。 なお、枯れた部分については、確かに契約では1年が枯れ保証ということで枯れた場合の保証はあるわけですけれども、数年たっての枯れているということですから、これもまた現場を確認して改めて補植で対応したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 私の理解が悪いのかもしれませんが、主競技場の電光掲示盤設備工事の請負契約の締結が3月6日に議会にかけられているわけです。工期はことしの11月末ということになっておりますよね。その8年度からの継続費という意味が私にはわからないんですよ。7年から継続費が組まれているわけですが、これは主競技場といいますか、運動公園全体のあれですから、決して電光掲示盤じゃないんですよね。3月の補正で電光掲示盤として8,000万円の減額をしているんです。ですから、先ほど部長さんが答弁なられたことは内容がちょっと違うと思うんです。3月補正で電光掲示盤で8,000万円減額しておりますから、2月の時点でしたか契約したのは、3月の定例議会にかけているわけですから、契約案件を。それなのに3月に補正で8,000万円減としたということは入札減になるのではないかということなんです。なぜ今の段階でこの8,250万円が増になってくるのか、どうもこの辺先ほどの答弁を聞いてもわからないわけです。継続費の関係はいいですよ、3月の補正で減額して、なぜ今再び補正をするのかということですね。もう既に9月半ばですが、11月末の工期ですから、ものは工場かなんかでつくられて、それを持ってきてあのままあそこに乗せるということですからすぐできることだと思うんですが、行って見ておりますといまだに影も形もない状況ですが、その点もいかがになっておるのか。 それから桜の件ですが、補植をするということになれば、これは市の責任でやらなければならないわけです。私が一般質問した際にも申し上げましたけれども、1年以内に枯れたということを市が指摘をすれば業者が無償で植えかえしなければいけない契約内容になっているわけでしょう。ですから、少なくとも1年未満で市がきちんと確認をして、業者に対してそれを指摘して植えかえさせるというのが私は市が一切持ち出すことのないやり方だと思うんです。私も興味があるものですから、あそこをずっと見てまいりましたが、植えたときからそうなんです。枯れないように防風ネットか何かを一本一本に張りめぐらせたりして大変丁寧なやり方はしましたけれども、翌年になっても芽生えてないわけです。それを今まで放置したということは、これから補植をするということになれば市の財源を持ち出してやらなければならないわけですから、そこら辺の管理は一体どうなっているのでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) 再度継続費についてちょっと御説明申し上げますが、継続費の電光掲示盤の請負工事の議決については3月6日いただいております。このときの年割額が8年度は1億円、それから9年度は2億6,750万円、あわせますと3億6,750万円です。ですから、契約していただいたけれども1億を8年度に執行できないと。そのうちから8,000万円弱については9年度にやらせてくれということですので、その時点で契約変更をかけ、予算の補正も行ったと、こういうふうに記憶しております。確かに補正予算で継続費ということは、総合運動公園の主競技場に係る、例えば建築、それから電気工事、それから機械工事、これらも含めて、あるいは今回問題になっている電光掲示盤も含めて総枠でやってますので、大変ごちゃごちゃとした経過をたどっておりますが、理論的にはそういう形でいったというふうに御理解いただければと思っております。 それから、確かに桜の枯れ保証につきましては1年でございますので、1年たったときに確認をして、枯れているものについては保証させるというのは原則でございますが、多分1年を越えたとき確認したときはまだ生きていたのかなというふうに思われます。それが過ぎて枯れたという事実であれば、やはり先ほどお答え申し上げましたとおり補植していかなければならないのかなというふうに思われるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) どうも私の理解が悪いのかもしれませんけれども、少なくとも3月の補正時点で私が伺ったところは電光掲示盤で8,000万円の減ですよというふうに伺ってあるんです、ちゃんとメモもしてありますから。ですから、私はそれは入札減だろうと思ったんです。年割額の問題じゃなくて、今回の8,250万円の補正というのは、8,000万円を入札減として減額しておきながら、それはそれだと。ただ年割額の分としての増だという意味ですか。これはおかしい。私は違うと思うんです。私の理解が悪いのかもしれませんから、もう一度そこを説明を願いたいと思いますし、それから、桜の木の問題ですが、私ずっと植えてから見てきているんですけれども、あれは去年だかおととしだか忘れましたが、おととしだとすれば去年の春も見ているんですが、春に確認をすれば大体芽吹くか芽吹かないかわかるわけですよね。それを怠ってきているがゆえに市が独自にまた補植をしなければならないという事態になるわけです。これは前に私が一般質問で取り上げたときに再三申し上げたことですから、少なくともそういうことがないように、1年以内にきっちりと確認をして植えかえをさせるということが必要だったのではないでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。             午後1時23分 休憩---------------------------------------             午後1時45分 再開 ○議長(平野牧郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 補正予算の北上総合運動公園施設整備工事のうち、電光掲示盤の経費として8,250万円の増を含んでおりますということに関連してですけれども、平成8年3月ですが、電光掲示盤の入札工事を行いまして3億6,750万円の工事を請負契約しているわけですが、平成8年度分として1億円、それから平成9年度分として2億6,750万円という経費なわけですが、予算上は3月時点で1億8,250万円だったわけですが、年割額で8年度中に1億円の工事しかできないということで8,250万円を予算減しておりまして、その分を当初予算には間に合わなかったわけで、6月補正してもよかったわけですけれども、今回、3月に減額した分について補正増をして契約額に合わせて実施したいということでお願いしているものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) 桜づつみの桜の枯れた木の取り扱いでございますけれども、昨年度担当課で1回確認して、業者に補植させたという事実があります。ただし、今年度になってまた枯れている木もあるということで、そういう事実を把握しておりますので、この秋もう一回植えた業者と補植をしていただきたいということで協議をして補植をしたいと、このように考えます。 ○議長(平野牧郎君) 9款消防費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 10款教育費。18番多田司君。 ◆18番(多田司君) 80ページの大会参加助成費1,000万円の計上についてお伺いします。 今回の第79回全国高等学校野球選手権大会の専大北上高校の健闘に対して敬意を表するものですが、この1,000万円についても異論はないわけですが、この1,000万円というものがここに計上された経緯、学校側から金額を明示して要請があったものかどうか、その経緯についてお知らせ願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、ただいまの御質問にお答え申し上げますが、この大会補助金交付は、御案内のとおり、第79回の全国高校野球選手権大会で専大北上高校が岩手県代表として出場した際の出場補助金ということでお願いするものであります。この1,000万円の額につきましては、前回、6年前にも出場した際と同等の額を計上させていただきました。したがいまして、出場校からも同額の金額で要請を受けた内容のものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) 関連して今の件でちょっとお伺いしますが、総額のかかった費用は幾らなのか。それから、総額のうちの財源内訳というんでしょうか、この1,000万円も含めてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) この大会の出場に関する経費の精算報告につきましてはまだ学校から届いておりませんが、この内訳につきましては、1億2,000万円相当の大会の出場経費だったというふうに考えております。そのうち1,000万円は北上市、それから関係市町村ということで、湯田、沢内、それから隣接の花巻、水沢等々からの助成金を得ておるようでございますし、そのほとんどが一般からの募金の金額で賄われているというふうに伺っておりますが、まだ精算報告はうちの方には出ておりません。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) わかりました。 この際関連してお伺いしたいんですが、野球以外にも県内の大会を勝ち上って、優勝して全国大会に行っている高校生の皆さんがいるわけです。例えば、この間京都で行われましたインターハイに黒北からもソフトテニス、それから黒南からも新体操が行っているようであります。また、黒工からも個人競技に行っているようであります。こういう方々への支援というものはどのように考えていますか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) インターハイの関連につきましては、別途、インターハイの事業の中でそれぞれの出場種目について対応いたしております。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 図書館費に関連してお伺いをいたしますが、大変図書館が新しくなって多く使われておるというのはこの間の議会でも評価をされておりましたが、数年前から私もいつやるんだろう、ことしこそやるんだろうというふうに見ておりましたが、駐車場ですね、前庭、全く整備されておらないわけです。この間も雨の日行きましたら、非常に少ない台数しかとめられないところが水たまりがあってさらに狭くなっているというふうな状況になっておるわけです。もうあそこは周囲の公園も整備されて、詩歌文学館等かなり県外からも多く訪れ、なおかつ図書館等も見られていると思うんですが、少なくともあそこの裏は別としても、表だけでもきちっと整備すべきではないのかなというふうに思うんです。今々すぐ舗装できないとするのであれば、市にもグレーダーという機械があるわけですから、あのような砕石ですと幾らグレーダーをやってもすぐまた車が動くことによって石が動いてしまうという状況になりますから、粉まじりの砕石等を使って、たとえ舗装できないにしてもそういう対応をとってしかるべきだと思うんですが、開館して以来ずっとあのままの状況はいかがなものかと思うんですが、一体整備をいつごろどういうふうに見込んでおるのか、緊急的な整備はできないものか、その2点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 図書館の駐車場の整備についてですが、御指摘のとおり、御不便をかけている面があると思います。当面は、私どもは順次開発計画等々で整合性を図りながら進めてまいりたいと思いますが、その間につきましては、今、御指摘ありましたような方法等で利便者に迷惑をかけないような方法を考えてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 97ページの体育施設費の財源内訳の関係でございます。ここに国庫支出金7,400万円と地方債の3,230万円計上いたしてございますが、歳入科目の方にはこれらが載っていないということで、予算上のテクニックと思いますけれども、その内容についてお伺いいたしますし、もう一点は、右側の欄のテニスコートの整備工事で1,870万円の減額になってございますが、多分これはインターハイのテニス会場の1面の工事減によるものかなという気がしますけれども、その内容等についてお伺いをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 私の方からは、テニスコートの整備工事についてお答え申し上げます。 この工事につきましては、先ほど御案内のとおり、歳入との関連もございまして、そういう補助金の増と事業費の確定に伴う工事費の減ということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 財源内訳でございますけれども、国庫支出金では、歳入でも説明申し上げましたけれども、電源開発分が1億1,000万円減になりまして、工場再配置国庫補助金がふえたということでここに国庫補助分は計上されておりますし、あと、地方債分についてでございますけれども、公園整備事業費等々の行き来がありまして、実際明確には載っていないわけですが、テニスコート分としてここに地方債ですけれども3,230万円を計上しているものでございます。したがって、一般財源は調整で減となっております。 ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 88ページの19節についてお尋ねしますけれども、国指定重要文化財の維持管理費に40万円の補助金を出しているわけですけれども、実質的に現在どこに維持管理を委託しているのかわかりませんけれども、あの家族に維持管理を委託しているのであるとすれば非常に問題があるのではないか。万が一の場合の責任の所在はどういうふうになるのか。それから、現在のまま委託管理するのが順当なのか、その辺はどのように考えられているのかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 今御質問いただきました内容につきましては、御案内のとおり、国指定重要文化財の伊澤家に関する対応の仕方でございまして、御指摘のとおり、補助金については管理者にお願いしているところでございますが、御心配のような経緯が今後想定されるということであろうかと思いますので、その点につきましては検討をさせていただきたいと思います。
    ○議長(平野牧郎君) 33番高橋高志君。 ◆33番(高橋高志君) 今後検討されるということでございますけれども、実態を把握されているとは思ってはおりますけれども、万が一の場合の責任はどなたが負うわけですか。危険度が非常に高くなっているわけでございまして、ああいう方に管理委託する自体が間違っているのではないかというように思いますけれども、その辺はどういうふうに考えているのですか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 管理委託もさることながら、現状ではあの施設につきましては火災探知機といいますか、それを設置いたしまして、その防火管理を委託している業者でそういうのをチェックしていただくということになっているのが現状でございます。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) 94ページの埋蔵文化財の保存処理委託料に関連してお聞きいたしますが、市内あちこちで発掘をやりまして、江釣子地区などではその結果をここは弥生時代云々かんぬんということ、何が出てきましたよということを説明をいたしておりますが、つぼならつぼが出ましたよ、杯も出ましたよと書いてますが、それがどこへ行っているのかさっぱり見当たらないと私は思っているわけです。合併前にどこに行ったのかということを聞いたら、岩手大学に大変有名な先生がおりまして、そちらに送ってやって鑑定していると。非常にいいものは返ってこないというようなうわさもあるわけです。実は、私のところで蔵屋敷遺跡というのがございまして、そこは江釣子地域唯一の弥生時代の2万平米にわたる古墳群であると、こう説明書きにあるわけです。大変な6種類ぐらいのものが出ているんですが、私の目には1種類もとまらないと。どこへ行ったのかということを私聞きたいわけですが、どのような管理をしているのでしょうか、お教え願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 埋蔵文化の出土品につきましては、御案内のとおり、埋蔵文化センターに保管しているのが現状でございます。御心配いただいておりますように、貸し出しの遺品等につきましてはすべて貸し出しの体制を名簿でチェックしておりますので、その貸し出し期間が終了すればまたもとの文化財センターの方に収納になる、こういうことになっております。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) 今、次長から貸し出しという、初めてそういう言葉を聞いたんですが、私たちは、検査をしてもらうために、由緒あるものかどうか検査してもらうために偉い先生方にお見せしていると、こう聞いているわけですが、貸し出しなんでしょうか。だったら、合併してから随分たちますし、時効になってしまうのではないかなと思うんですが、まだ貸し出し期間なんでしょうか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) ちょっと説明不足の点がございましたんですが、そういった出土品につきましていろいろと報告書を作成する義務があるわけでございまして、その際には、御案内のとおり専門の先生方の調査にゆだねる部分がございますので、そういう報告書ができるまでの間はその先生方に貸与していただいて報告書をまとめているのが現状でございます。したがって、まだものによっては報告書の作成中というものもあるわけでございます。 ○議長(平野牧郎君) 23番伊藤隆夫君。 ◆23番(伊藤隆夫君) そうすれば、確認ですが、江釣子地域随一の弥生時代の蔵屋敷遺跡の出土品は全部、今、調査中だと、こういうことに解釈していいわけですか。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) まだ報告書が完了してませんので、そのように御理解いただいて結構だと思います。 ○議長(平野牧郎君) 14番小松久孝君。 ◆14番(小松久孝君) 88ページの上段の方ですが、文化交流センターの建設事業費の関連で報酬が59万円増になっていますので、この理由についてお伺いしたいと思いますし、今まで懇話会でどのような話し合いが行われてきておるのか、概要について。 それと、今回補正措置するわけですが、今後どういうスケジュールで進もうとしておるのか。 それから、関連してでございますが、一般質問においていろいろこのことについて議論があったわけですが、仮に新たな候補地をという場合には、現段階では白紙だという市長の答弁でございましたが、この懇話会との関連がその位置選定についてあるのかないのか。あるとすればどういうかかわり方になるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) まず、報酬の59万円の増額内容でございますけれども、実は、これは当初予算計上の際の単純な掛け算の間違いでございまして、5回開催するべきところを人数掛ける単価で1回分しか計上しておらなかったと。全く初歩的な単純な見積もり計算誤りでございまして、これを今お願いすると、こういうことでございます。 それから、今後のスケジュールということでございますけれども、懇話会の意見を最終的に取りまとめるのは年度内というふうに当初考えておったわけでございますけれども、市長に対する意見をちょうだいする場合はやはり急いで結論をいただきたいと、こういうことから、委員の皆さんに特にお願いしまして、途中変更いたしまして結論を年内と、こういうふうに考えてございます。したがって、懇話会の規模なり建築物の性格といったようなものの決定は年内に結論をいただくと、こういうスケジュールで、今、回を詰めまして、開催、協議いただいているところでございます。 それから、この懇話会に土地選定も一緒にあわせて意見を伺うのかといったような御質問だったわけでございますけれども、今のところはそうではなく、建設場所にこだわらないで、理想とする建築についての御意見をちょうだいすると、こういう内容で今お願いしているものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 14番小松久孝君。 ◆14番(小松久孝君) ちょっと私聞き漏らしたかもしれませんが、懇話会の方はそうすると今まで何回開かれて、これから何回開くのか。予算的には掛け算の単純ミスであったということですが、当初の予定回数よりも多く開くとか、そういうことじゃなくて、当初予定どおりの回数でいきたいということで解釈していいわけだと思うんですが、現在までの開かれた内容についてお尋ねしたいと思います。 それから、市長にお伺いしますけれども、懇話会はそういうことで余り束縛されないでやるということだと思うんですが、場所の選定といいますか、その際に、懇話会は年内なら年内に結論を出すということですが、それらを大いに参考にしながら場所の選定をというふうなことなのか、そこまで懇話会の報告にこだわらないで、場所は場所として選考するのだということなのか、その部分について差し支えなければお伺いしておきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) (仮称)文化交流センターの懇話会は、今、部長から答弁申し上げたように、機能とか、あるいは規模とか、そういう点の御意見を広く伺う、こういうことで検討をしてもらっているわけであります。場所の選定ということはまた改めて行う必要があると、こういうふうに思っております。 ○議長(平野牧郎君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) 私の方からは、当初見積もったときの回数と今回の補正の内容でございますけれども、当初は5回計算しておりましたが、先ほど答弁申し上げたとおり全く積算の誤りでございまして、単価掛ける人数1回分と、こういう見積もりでしておったんですが、これをこの補正の際に6回に計画いたしまして、今回の補正の額と、お願いする59万円と、こういうふうになったわけでございます。 それから、現在までの開かれてきた回数なり内容はということでございますけれども、この前の一般質問でも申し上げましたとおり、規模であるとか、建物の性格、それから基本的な理念、こういったようなものを今まで協議いただきまして、視察は2回行いましたし、会議そのものはたしか2回というふうに記憶しております。あと、会議を4回予定しておりまして、これらを年内に、それも12月初旬をめどに結論をまとめてまいりたいと、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 11款災害復旧費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 13款諸支出金。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 以上で歳出を終わります。 次に、第2表継続費。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 次に、第3表債務負担行為補正。20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) 常駐等警備業務委託となってございまして債務負担の期間が平成9年度から10年度までと、こうなってございます。余りこういう事業を債務負担でやるというのは少ない例じゃないかという感じがするわけでございますが、まずお聞きしたいことは、単年度、単年度でこういう業務委託契約ができない性質のものなのかどうかということと、仮にこのとおりの負担行為でやるとすれば、9年度といってももう既に9月でございますので、負担期間が9年度の何月から10年度の何月までか、その点について。あるいは契約方法等についてお伺いいたします。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 債務負担のうちの常駐警備業務委託なんですけれども、これは平成8年度から実施しておりますが、予算の原則で4月1日から3月31日までとある機械警備、巡回警備、常駐警備等ですが、予算が決まってからその契約準備行為までの期間が非常に短いということがありまして、全部継続でしかできないような状況もございます。そういうことで、今、債務負担の議決をいただいて、4月1日から始まる警備委託についての業者選定とか、それから契約とか今年度中に実施して、平成10年の4月から実施して平成11年の3月31日に終わるということです。今までと同じ年度予算の原則でやるんですけれども、その準備行為を予算が決まる前から進めさせていただきたいということでお願いするものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 20番千田三一君。 ◆20番(千田三一君) そうしますと、この9年度からという意味は、平成9年の4月1日からということでいいわけですか。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 平成9年度中にそういう準備作業をしまして、平成10年の4月1日から実際の事業は実施するわけでございます。 ○議長(平野牧郎君) 次に、第4表地方債補正。30番舘川毅君。 ◆30番(舘川毅君) 限度額60億円の地方債補正がありますけれども、108ページにこの地方債の調書がありますけれども、これを今見ていたんですけれども、当年度の起債見込み額が大体67億円と。平成9年度を見てますけれども、前年度の補正といいますか、前年度の現在高見込額を見ましても、大体これは310億円になってますけれども、恐らく最終的には320億何がしというふうになっていくんじゃないかと思います。ということは、一つは、従来、平成四、五年あるいは6年ごろまでは33億円ぐらいで来たのが、これはインターハイ絡みですけれども、平成7、8、9と50億、六十何億というふうな、調べてみますと大体7年度は51億8,000万円、8年度に70億円、9年度で670億円と断トツになってきている。これはもちろん先ほどお話ししたようにインターハイの関連事業ですけれども、ただ、当該年度の地方債の残高というのは一般会計に匹敵する起債ですから。私が一番心配しているのは、当該年度の現在高見込額が363億円ありますけれども、これにしても恐らく最終的には400億円ぐらいになるんじゃないかと思いますけれども、そこで、この中で、計算してみればわかりますけれども、インターハイ関連の起債というのはこの3年間どれぐらいになっているのか。これと、歳入、歳出の中で、起債というのはやはり調整しているんでしょうけれども、歳入に対する地方債の割合というのはどれぐらいになっているのか。あるいは歳出に対する償還の割合というのはどれぐらい見ているのか。償還計画であってもこれはやっぱり一般財源だと思いますけれども、自主財源の中で償還していくとなれば、これはやはり市民税とかなんかの税の負担があると思いますけれども、この点についてまず一つお伺いしておきます。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 地方債関係の御質問にお答え申し上げます。 今、質問ありましたように、前年度末現在高、それから当年度末現在高等はこの108ページにあるとおりでございまして、それから、収入に占める割合等は109ページにございまして、補正後の額が下の方の19款のところで18.1%、それから公債費については10%となっておりますが、地方債というんですか、公債費の残高等は一般質問でもお答えしているわけですけれども、国の政策そのものも地方単独事業を活発化して景気を浮揚しようとか、減税をして、その減税を起債で賄うんだと。そのかわりに交付税の需用費に算入して償還時には国でも面倒を見ますよというような制度でこのようになっておりますし、さっき言いましたインターハイ関係はそのとおりでございまして、平成6年度から少し始まってますが、7、8、9年度が事業の本格化している年度なわけですが、90億円近い起債額となっております。いずれこの事業が終わりますと平年度の起債額となっていくものと思いまして、大体35億円ぐらいから40億円ぐらいかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 30番舘川毅君。 ◆30番(舘川毅君) これはわかって聞くことみたいなことですからあれだけれども、いずれにしても一般会計の債務の大宗をなしているのはやはり建設公債が一番大きいわけです、これを見るとおり。起債を発行するということは、何といいますか、増税とか、あるいは消費税の値上げというのと違って、市民の負担感というか、税金の感覚というのは公債発行の場合というのは余りぴんとこないんじゃないかなというふうな感じがします、普通の税金と当然違いますから。ただ、やっぱりこれはそういったことを認識していかないと、将来これからの世代に対する負担というのは非常に膨れ上がっていくんじゃないかなというふうな感じがいたします。従来に戻して三十五、六億円といっても、これもやはり決して少ない起債額ではないから、これらの支払い、あるいはインターハイ絡みの支払いは決してそうじゃないと思いますけれども、これはよく見ると御案内のとおり、受益層と負担層と見ると、受益層というのはやはりどうしてもこういった工事絡みと、あるいは社会保障関係のいわゆる高年者というので、負担する側というのはやはり若い層ということになるんじゃないかなと思いますけれども、これからのインターハイ関連の償還計画というのを具体的に、質問なんかでもありましたけれども、その点と、地方債の発行を抑制するというのは、これは地方公共団体の使命ですから、やはりこれについてはかなり抑制をしていかなければならないんじゃないかと。あるいは反対に歳出においても抑制をしていかなければならないというのは、これはもう至上命令だと思いますけれども、この点についてもお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 起債等につきましては、県の許可を得て起こすというような制度でございまして、かなりのチェックをされております。一番重要視するのが起債制限比率なわけでございますが、現在、8年度決算の各種統計等もまとまっておりまして、比較しますと、制限比率は15%が黄信号なわけですが、8年度末で11%、9年度で10%というような形で、ここ数年は制限比率以内で進めているわけですし、あと、その起債を奨励する国の制度に乗ってやっているんですが、償還時に交付税に算入するとか、それから、インターハイ関係施設ですと県もそれに相当する補助をするというような形で、こういう制度に乗って実施してきているもので、注意していかなければならないことはそのとおりでございますが、健全財政を堅持する形で進めてまいりたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 以上で一般会計を終わります。 次に、特別会計を行います。 国民健康保険特別会計事業勘定。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 国民健康保険特別会計直営診療施設勘定。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 老人保健特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 工業団地事業特別会計。29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) これはぜひ市長に1点だけお伺いいたしたいと思いますが、国の法人に対する財政援助を制限する法律で自治大臣の認めた法人以外債務保証は認めておらないわけですが、例外として開発公社は債務保証が認められておるわけです。ここにもあるわけですけれども、実際開発公社の行為は行政事務そのものであると。外郭団体でありますが、行政執行と同じであるという考え方から、今、議会から監査委員が出ておりますけれども、これの予算、決算が議会の議決案件になっておらないわけです。私は、事業内容は全く行政執行と同じだという観点から、関連法案の改正をしてでもこの開発公社の予算、決算を議会の議決事項にするべきだと考えておるんですが、市長の考えをお伺いいたしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 土地開発公社の決算につきましては、法律的には議会に提案して議決をいただくということにはなりませんが、状況の報告はできるだけいたしたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 29番鈴木健策君。 ◆29番(鈴木健策君) 私は、公社が議会に報告の義務づけがされておることもわかっていますし、報告に対しても質疑もあるわけですが、私も実は公社の監査をやった経緯もあるわけですが、今、公社等の借り入れに対する金利とかも全く公社に任せられておるわけです。やはり公社の行為そのものが行政執行の一部であるという観点から、むしろ議会の監査機能をもちろん強化するべきですし、議会が堂々と監査してもいいような内容であるわけですから、私はむしろ公社の予算、決算は議会に承認を求める形に法改正してもいくべきではないかと。議会関係の方ではそのような方向に行くべきだというように書いている文献等も私は見ておりますので、ぜひその点、将来のことになると思いますけれども、市長のコメントをお伺いいたしたいわけです。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 公拡法の制定の経緯からいいますと、行政の面で先行取得等がなかなか困難だと。しかし、先行取得をしておく必要があると。こういうものについて、より柔軟に対応できる仕組みに法体系がなっているわけでありますので、これはそれなりの法律の根拠に基づいて監査も行われているということであります。ただ、御指摘のように、ほとんど行政の一翼として機能しているわけでありますので、できるだけこれは御理解いただけるような報告等については検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 今の鈴木健策議員の質問に関連しますけれども、市長のお答えは、できるだけ詳しく報告して御理解を求めたいと。しかし、例年行われておりますのは報告のみなんですね。当然議決がないと。それで、事業の概要についてよく報告したいということですから、私はこれまでの経緯を見まして、やっぱり開発公社の経営実態について議会に対する説明は必ずしも詳しく行われてきたというふうには認識しておりません。私の勉強不足ということもありましょうけれども、それにしても当局からそういう説明を十分受けたいと。報告のみで議決がなくても当然報告を受けたいわけです。今の市長のお答えをもう一歩踏み込んで、公社の経営実態の報告のあり方についてお答えを願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) これまでも工業団地の造成等の事業につきましては御報告申し上げておりますし、また、企業が進出してきた場合の用地を取得して譲渡すると、その経過も御説明申し上げておるわけでありますが、全体としての運営状況等についても今後できるだけ報告するように考えてまいりたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) できるだけということですからそれ以上はお答えがないわけでしょうけれども、例えば今度の債務負担行為の補正額は今年度から平成27年までの92億7,800万円という大きな額ですから、当然これを私どもがこの議会で承認する以上は、こういう事業の概要なんだという見通しを議会に提示して、お願いしたいというのが当局とすれば我々に対する誠意ある説明ということになると思うんです。ただこれだけを提示されても、私たちは、それで、はい、どうぞというわけにはどうもいかないというふうに思うんです。これについて、当面は今私が言いました92億7,800万円の補正の中身をこの際もう一歩踏み込んで御報告をいただき、また、あわせて、先ほど市長から答弁がありました公社の経営実態については後に機会がありますでしょう議会での説明を期待して、きょうはまず、先ほどの補正行為の概要をもう一歩踏み込んで説明願いたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 開発公社を統括している部としてお答えしたいと思いますが、分譲用地を公社で引き継いでこのような債務保証をしていただくわけですが、面積としては63万5,062平米を引き継ぐということでございます。ただ、これから清算事務がございまして、企業立地等を進めるとすれば、またこれも議会に協議するわけでございますが、このように取得してこのように処分しますよという形になるんですけれども、現段階ではこの土地を引き受けて処分によって借入金を返済するという形でございます。いずれ、全体としては採算が合うというんですか、均衡する形になっております。 ○議長(平野牧郎君) 28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 大変しつこいようですけれども、質問の観点を若干変えますが、全員協議会等でも論議されました南部開発の解散に伴って開発箇所を公社が引き受けて用地の清算事務を行うと。一部は、南部開発が償還を終わるまで本来責任を持つべき事業を解散をするのは、固定資産税とか、そういう負担を避けるためだというように説明を受けましたが、一方ではそうではない見方もあるわけです。ですから、公社が今度こうして事業の清算事務を行う債務保証をするということになれば、第3期工期分の団地の売れ行きによってはかつてない大きな債務を開発公社が負うという、私から見れば非常に思い切ったといいますか、危険な事業に踏み出すことになるんですね。そういったことから見て、公社のこれまでの事業から見て最大規模の債務保証になるのではないかというふうに思いますが、将来の見通しは、これは企業立地課とも関係することなんですけれども、そういった面から見て大丈夫なのかと。今から見て大丈夫なのかというふうに念を押して聞くしかないですね。大丈夫ですか。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 経緯を申し上げますと、南部工業団地はすべて開発公社で事業を計画し、進めてまいったわけでありますが、御承知のように、北上金ヶ崎インターの開設の際の地元負担金を開発利益で生み出すと、こういう国の指導によりまして株式会社の設立をしたわけであります。これに対しまして、市の損失補償をしてもらっております。既に御説明申し上げておりますように、インターの開設、それから南部工業団地の3期分の工事も完了いたしましたので、あとは企業誘致だけと。これは行政として一体的に進めるのが望ましいと、こういうことでありまして、解散をして、これを土地開発公社に戻すと、こういうことにしたわけであります。今の企業立地、誘致の見通しでありますが、このところ相次いで企業の進出がなされておるわけでありまして、まだこれからかなり可能性の高い誘致交渉もしておりますので、そう遠くない時期にかなりの割合で立地、譲渡と、こういうことになる見通しであります。したがって、今の見通しとしては十分採算が合う、こういう見通しでございます。 ○議長(平野牧郎君) 下水道事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 農業集落排水事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 駐車場事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 宅地造成事業特別会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 水道事業会計。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 以上をもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第74号平成9年度北上市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第75号平成9年度北上市国民健康保険特別会計事業勘定補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第76号平成9年度北上市国民健康保険特別会計直営診療施設勘定補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第77号平成9年度北上市老人保健特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第78号平成9年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号平成9年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号平成9年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号平成9年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号平成9年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号平成9年度北上市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) お諮りいたします。日程第12、議案第90号から日程第21、発議案第17号までの10件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程第12、議案第90号から日程第21、発議案第17号までの10件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第12、議案第90号北上総合運動公園中央広場築造(その2)工事の請負契約の締結についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。  (企画調整部長 下屋敷勝哉君 登壇) ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) ただいま上程になりました議案第90号北上総合運動公園中央広場築造(その2)工事の請負契約の締結について提案の理由を申し上げます。 この工事は、総合運動公園内の中央広場にインターロッキング・ブロック設置等を行い、施工面積1万8,410平方メートルを整備しようとするものであります。 契約の方法は、地方自治法施行令第167条第3号による指名競争入札とし、去る9月5日に指名業者10社による入札を行った結果、株式会社佐藤組が落札したので、1億6,380万円で請負契約を締結しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) この議案はきょう追加されたわけでありまして、議案を検討する時間がありませんでしたのでこの場でお聞きしますが、まず、このインターロッキング・ブロックというものはどういうものかということを御説明願いたい。わかるように説明していただきたいと思います。 それから、私はこういう公共施設を整備する場合には、やはり北上らしさ、北上の特徴というものを出すべきだという基本的な考え方を持っているわけでありますが、過去において陸上競技場の工事契約案件や、あるいは体育館の案件が出た場合にもお尋ねしたような記憶を持っておりますけれども、その際に、どういう北上らしさ、特徴を持たせるのかという質問に対して、当局では、いわゆる環境整備の段階でその表現方法を検討したいという答えであったように記憶しております。多分こういう場合に配慮するのであろうと思うんですが、この出されている工事の中身にその考え方が反映されるのかどうかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) お答えいたします。 まず、インターロッキングの構造そのものでございますけれども、これは、今、ふつうの土木工事同様に下層、上層と路盤をつくっております。その上に砂を2センチぐらい敷きまして、さらにその上にブロック、高さ8センチぐらいのものですけれども、これを敷き詰めていくということで、ブロックの色彩とかにつきましてはおおむね2色か3色ぐらいで配色して敷き詰めていきたいというものでございます。 それから、再三御質問いただいておりますが、この工事の中には残念ながら北上らしさというシンボリックな発想というのはありませんけれども、中央広場そのもののでき上がりには、当然どこの陸上競技場でもありますように、やりを持っている彫刻とか、あるいは競技をしている彫刻、それ以外に全く別個なものもあるわけですが、そういうシンボルのものを据える場所だけは確保しますので、その据える場所にそういうシンボル的なものを配置するときに北上らしさということも考慮に入れながら選考してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(平野牧郎君) 7番高橋元君。 ◆7番(高橋元君) 工期なんですけれども、9月から来年の3月ということでありますが、当地域はこれから寒い時期を迎えるわけであります。そういった意味で、霜とか、あるいは積雪の問題があるわけでありますが、工事的にはそういう被害は全く問題ないのか、その辺を確認したいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(真山峻君) この工事につきましては今回がその2ということでございまして、その1が既に発注済みで、間もなく工期を迎えて完成します。前に発注している工事で上層路盤までつくっておりますので、今度の発注は、その上に、先ほどと同じ説明になりますけれども、砂を敷き詰めて、その上にブロックを敷いて、そして目じめをしていく作業でありますので、3月までの工期で十分間に合うというふうに見込んでございます。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第90号北上総合運動公園中央広場築造(その2)工事の請負契約の締結についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第13、議案第91号財産(物品)の取得についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。  (企画調整部長 下屋敷勝哉君 登壇) ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) ただいま上程になりました議案第91号財産(物品)の取得について提案の理由を申し上げます。 取得しようとする物品は、北上総合運動公園陸上競技場で使用する決勝線審判台ほか3,107点であります。 契約の方法は、地方自治法施行令第167条第3号による指名競争入札とし、去る9月9日、指名業者3業者による入札を行った結果、アイガー・スポーツが落札したので、8,820万円で売買契約を締結しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) まず、お尋ねをいたしますが、陸上競技用の機材はどれほど必要なのか私もよくわかりませんけれども、この3,108点、決勝線審判台ほか3,107点で間に合うのかどうか。あるいは全体計画の購入計画の中の何割に相当するのかというのをまずお聞きしたいと思います。 それから、ここに一般備品という名称で出ておりますが、とすれば、特殊部品というんですか、特別備品というのもあるのかどうか、その辺もお尋ねしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) それでは、ただいまの質問に対して私の方からお答え申し上げますが、今回お願いしようとする器具につきましては、御案内のとおり公認競技場として設置基準に基づいて器具の購入をする内容でございます。ただいま説明をいただきました備品につきましては、これは基準に基づいた内容でございますが、その他につきましても購入をするものがございます。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 一般備品という名称の使い方ですけれども、市の備品台帳を整理する中で、一般備品という項目で整理される備品でございます。そういうことでこのように使用しております。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) いわゆる陸上競技場の一種公認を受けるための最小限度の備品だということだと理解しましたが、そのほかにもあるということですが、多分もう購入の中身はほぼ決まっていると思いますが、金額的にあと幾らぐらい購入の予定なのかということをお尋ねします。そして、その購入するのはどういう方法で購入しようとしているのかということも加えてお尋ねをいたします。 ○議長(平野牧郎君) 休憩します。             午後2時58分 休憩---------------------------------------             午後3時00分 再開 ○議長(平野牧郎君) 再開いたします。 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) お答えいたします。 今回お願いしているもののほかに、一種競技場あるいは三種を含めましておおむね30点ぐらいまだお願いするということになります。金額については、まだ最終段階の精査の段階でございますので、ちょっと今の段階では掌握しておりませんので御了解願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 15番及川洋一君。 ◆15番(及川洋一君) それは、県とか国からの補助対象になっているものなのですか、お尋ねします。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 補助対象に含まれる器具も入ってございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 今、及川議員への答弁で、それ以外のものについてはまだ精査の段階だということのようですが、1,200万円ぐらいの用具の契約ももう済んでいるのではないかというふうに思われますが、それ以外にもさらに精査をして購入しなければならないものがあるという意味であるのか、その点確認をいたしたいと思います。 まず最初に、契約のあり方についてお伺いをいたしますが、この件は3,108点というふうにここに書かれてありますけれども、そういう分け方じゃなくて、私は品目を数えたんですが、268品、300点近い品目のようなんですが、これが9日に入札が行われているわけですけれども、3日にその説明会が行われているんだそうです。その説明会の連絡は、前日、指名業者にあったということで、大変特殊な300点以上にも及ぶものを入札する際に、たった1日前の連絡で果たして妥当なのかどうか。なおかつ、さまざま細かい指定がしてあるものをたった1週間も経過をしない、3日に説明会をやって6日後に入札に付するということが適切かどうかということを大変私は疑問に思うんです。土木建設とか、さまざま建設関係ですと図面を見ればすぐに積算はできるんだろうと思うんですが、このような特殊なもの、しかもメーカー指定までしておるわけですね、事細かに。それを1週間内の期間で果たして適正な期間と言えるのかどうか非常に私は疑問に思うんですが、その入札のあり方、説明会の前日に招集する、あるいは説明会の6日後には入札というあり方が適切かどうか伺いたいというふうに思います。 それから、今回案件に出されてきた陸上競技用具の購入はその1ということで、その2というふうに2つに分けて入札に付されたようでありますが、その1は第一種公認陸上競技場として認可を受けるために必要な、なくてはならない物品であるというふうに伺っておりますけれども、その2という物品についてはそれ以外のものということのようでありますが、全部第一種競技場に必要なものということで事細かに私が言った268に及ぶ品目があるわけですが、全部ニシ・スポーツの指定なわけなんです。しかも、その2とされるものは、サッカーのゴールとネットがセノーというふうな指定以外は全部これもニシ・スポーツなわけです。確かにその2においては、その他用器具はメーカーは指定するが、規格と同等もしくはそれ以上の規格を有するものとはなっておりますが、サッカーのゴールとゴールネット以外すべてニシ・スポーツという形になっておるわけです。今回出されているこの案件を見ましても、机から黒板の果てからほうき、洗面器に至るまで、これも全部ニシ・スポーツの指定になっているわけです。私から見れば、何もそれまで指定する必要はないのではないかと。それらの部分はむしろその2の方に入れて構わない物品がかなり見受けられるというふうに私は思うんですが、役員の胸章まで入っておりますので、それまで指定しなくても、同等という形でその2に私は入れてしかるべきだと思うんですが、どういう形でこの精査がなされたのか非常に疑問なわけです。陸上関係者に聞いてみましても、投てき関係はニシ・スポーツ以外にもあるというふうに伺っておりますので、むしろそちらの方を検討してしかるべきだという意見も出されているやに聞いておりますが、なぜこのような形でただ1社、確かにこのニシ・スポーツというのはこの関係では随一だとは聞いておりますが、余りにも偏った指定の仕方ではないかというふうに思われるわけですが、その点をお伺いをいたしたいと思います。 それから、その1を入札した参加者はアイガースポーツ、リカー&スポーツ和賀と株式会社長谷川スポーツですが、その2の入札に関しては長谷川スポーツを外して北上教材社が指名されたようですが、これはどうしてそういう形になるのか。しかも北上教材社は全くこれらの用具とは取引がないというふうにも伺っておりますが、したがってその場で辞退をしたということのようですけれども、どうしてこのようなその1とその2の構成になっておるのかについてもお伺いをしたいと思います。 それから、さらに、その1日後に競技場の機器システムが随意契約をされているようですが、1億1,000万円というような金額で契約をされているようですが、私この随意契約というのは果たしていかがなものかなというふうに思うんです。随意契約する場合には、条例上は2社以上からの見積もりをとってやるというふうにうたわれておりますが、この件は大変特殊なものだということで1社からだけの見積もりで契約したものというふうに思われますが、私が伺っているところによりますと、さまざまこれも大変特殊な世界で大変なものだなという側面はありますけれども、近年、このような形で随意契約されているところの競技場は私が聞いている範囲ではないんですね。必ず随意契約でも見積書を出していただくとか、あるいは入札というのが通常であると。なぜ北上だけがそのような形をとらなければならなかったのか。例えば日本陸連ソフトを使うんだよということを決めたにしても、それだけを指定して入札にかけるということも可能なようですし、部分、部分がありますので、そういうふうな分け方でしかるべきだというふうに思われるんですが、その随意契約の件もあわせて、なぜすべてがニシ・スポーツでなければならないのか理解に苦しみますので、お教えを願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 入札のあり方について、それから日程的な部分についてお答えしたいと思います。 この陸上競技場の備品につきましては、質問ありましたように2つに分けておりまして、一般の、市で登録されている体育関係の業者等、市内の業者で対応できるものと、それから、そのように業者指定されて一種公認に対応できる備品と分けましてこのような決め方をしたわけですが、日程的に、業者選定委員会をかけまして直ちに現場説明というんですか、備品等の説明会を開催し、その後日程6日間とっているわけですが、ハードの機器と連動するものもありましてメーカー指定している部分が多いわけですけれども、そういう形でやってます。それからもう一つの部分は同等品ということもありますので、そういう形で進めているんですが、いずれ日程的には大丈夫拾えるものというふうに考えておりました。 それから、2つに分けたのはさっき説明したとおりでございまして、同等品で対応できるものと一種公認を受けるために一括購入した方が有利なものというふうな形でこのように分けさせていただいております。 それから、コンピューターのハードの部分についてでございますが、陸上競技運営システム等について、陸上競技関係者とか庁内関係者とか、どういうシステムで運営しようかということでいろいろ協議しているわけですが、その中で、やはり陸上競技場主体に陸上競技関係者で運営していただくということもありまして、日本陸連がつくっておりますソフトを利用したいということにまず決定されたわけでございます。それに伴うハードとしては、やっぱり陸上競技場関係に連動しておりますニシ・スポーツが販売しておりますハードを利用しようという形で進めたものでございます。1社随意契約につきましては、そこの業者でないと日本陸連のソフトを使う場合のハードとして、そのハードだけしか利用できないんだという説明を受けまして、まあ、他の機器も利用できないことはないんだそうですけれども、故障がかなりあるということもお聞きしております。将来のソフトの改定、それから、機器等の連動等も考えてこのように1社指名、その業者でなければ納めれないという形で1社から見積もりをいただいて予定価格を定めて実施しているんですが、そういう形で実施しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 今回出されているものはその1として入札に付されたものですが、先ほど申し上げましたように、スコップの果てから洗面器の果てまで全部ニシ・スポーツの指定になっているわけです。一種に必要なものだということはわかります。だけど、これまですべてニシ・スポーツを指定するというあり方は正しいのかなということなんです。競技関係者に聞いても、いやそんなことはないよという話ですから、いろいろな方に聞いても。なぜそれまで、だったらその2にその分は入れても構わなかったんじゃないですか。何も一種をとるために必要な物品をその1にする必要はなくて、本当にニシ・スポーツでなければならないものだけをその1にして、あとのものはその2というふうな形でかけるべきだったんではないかということなんです。しかも投てき関係については必ずしもニシ・スポーツが一番すぐれているということではないようですから、私がいろいろと聞いて調べてみても。その2までをすべてニシ・スポーツでやっているからちょっと理解に苦しむよということなんですよ。しかもその1にまで何もニシ・スポーツでなくてもいいようなものまでたくさん含まれておるので言っているのですから、なぜそれらのものまですべてニシ・スポーツでなければならなかったのかを明確にしていただければ理解をできるんですが、その点をお願いしたいと思います。 それから、これだけの物品をたった6日間で、しかも1社指定でしょう。たった2品目だけ別なメーカー指定なんですよね。だとすれば私はもう少し時間を置かなければ本当の競争にならないだろうというふうに思うんですが、その点もあわせてお伺いします。 それから、随意契約の件ですが、確かに日本陸連ソフト、セイコーソフト、NTTソフトというふうな3つのソフトがあるんだそうでして、私は専門家じゃないからわかりませんが、セイコーソフトだって陸連の公認は受けているわけですよね。ですから、どのソフトを選択するかによって機器が変わってくることは確かにあるそうなことでございますから、陸上競技関係者から日本陸連ソフトが一番いいということであれば陸連ソフトをとったとしても、それを採用したとしても、機器がすべて一体化でないと先ほど答弁にありましたように誤作動を生むとか、そういうような形ではないというふうに私は伺っています。例えばニシ・スポーツが使っている時計等々はみんなこれはセイコーなそうなので、それにニシ・スポーツという名前がただ張ってあるだけという形なんだそうですから、少なくとも市が計画を立てた計時計測システムは6,000万円近い、コンピューターシステムは2,000万円近い、インカムシステムが500万円ぐらいで配線が4,000万円というふうな分け方をして、その部署、部署で何が適当かということを、少なくともソフトを指定した上で2社から見積もりを出させた上での随意契約にすべきじゃないかと思うんです。しかも定価の、今度随意契約した金額が93%なんですね。用具は定価よりも2割減の価格になっているようですが、これら1億円を超えるものがたった7%しか値引きされてない随意契約では、やっぱり競争がなかったためにそういう高いものになってしまったのではないかというふうに思われるわけですが、その点もあわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) 私からは、計器の選定の基準についてお話し申し上げたいと思います。 質問者が御指摘のように、競技運営のシステムには御案内のとおり陸連が開発したもの、あるいは服部セイコーが開発したもの、あるいはNTT・東芝がジョイントで開発したものがございます。この中で、特に今回の選定の基準になりましたのは、確かにお話のように、開発についてはどのメーカーについてもかなり進んだ対応をさせていただいておりますが、今回私どもが選定の基準に選んだものにつきましては、質問者の質問の中にありましたけれども、トラブルあるいはメンテナンスの問題、そういう問題等々が一番、競技の際には待ったなしということになるわけでございますから、この点が最も重要なポイントではないかと、こんなふうに考えたわけです。したがって、ジョイントで導入いたしますと、そのメンテナンスが部分、部分できちっと管理をするということで、連動性というのはなかなかメンテナンスが難しいというふうな実情も聞いております。それから、先ほど財政部長の方からも答弁がありましたとおり、将来陸連等のルール改正等に伴うソフトの改正につきましては、ほかのメーカーについては電算の開発料は有料であると。そういう等々の問題もありまして、あるいは既存の競技施設場で導入されている状況等、活用状況あるいは将来の陸上競技場の活用等々も踏まえまして総合的に私どもは検討いたしましたし、関係する陸上競技団体とも協議した結果、今回お願いするようなメーカーで選定をしたというのが経緯でございます。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 1社随意契約の関係については、今、教育次長も話されたとおりでございますけれども、1社随意契約で高くついているんじゃないかという御質問でございますが、設計段階でもふつうの単価より値引きしておりますし、それから、工事でございますので、工事分もかなり入りますので、こういう形になっておりますので予定価格内で落札したということでございます。 ○議長(平野牧郎君) 27番八重樫眞純君。 ◆27番(八重樫眞純君) 備品について答弁がありませんので、先ほど私が質問申し上げたことでの答弁を願いたいと思います。 それから、先ほど次長さんが答弁になりましたメンテナンスが問題なのだと。そういうところから総合的に判断したということですが、少なくとも今セイコーというメーカーも、私NTT・東芝というのは知らなかったんですが、セイコーというのも世界的なメーカーなわけです。私らいつも世界陸上なりオリンピックなりを見ればセイコーというのがほとんどで、私はニシ・スポーツは今回初めて聞いたわけですが、かなり日本のシェアはこのニシ・スポーツなんだそうですけれども、少なくともメンテナンスがどうとか、サービスがどうとかというものは契約の時点で条件として付せば済む問題だと思うんです、私は。むしろもっと競争をさせる形をとれなかったかという問題なんです。今、財政部長さんは設計からいって93%だという話をしておりますけれども、一体設計はどこが行ってそういう話をされているのかちょっと私はわかりませんが、いずれ私から言わせると定価から93%ぐらいなものではないのかなというふうにしか見えないんですね。むしろやはり競わせるところは競わせていかないと、このような特殊な世界みたいな形で、ある企業だけが、1社だけが独占していくということを逆にいえば牽制していく意味からも、できるだけそういうふうな方向に持っていくべきではなかったのかというふうに思うんです。少なくとも条例上は2社以上の見積もりになっているわけですから、そういう陸連ソフトを指定した上で見積もりを出させて競わせるということが適切なやり方ではなかったのかということなんです。 ○議長(平野牧郎君) 財政部長。 ◎財政部長(伊藤巖君) 業者に競争していただきたいということは質問のとおりでございまして、私たちもできるだけそのようにしておりますが、今回につきましては運用という面をかなり考えましてこのようになっております。あと、設計についてでございますが、技術部門で設計しておりますが、定価を参考に、通常の値引きを勘案しながら設計したものでございます。 ○議長(平野牧郎君) 教育次長。 ◎教育次長(荒磯富治君) ちょっと舌足らずの面がございましたんですが、計量機器と備品等の御説明申し上げたわけですが、一応備品につきましては、先ほど申し上げましたとおり、公認競技場の設定基準というのがございまして、その基準に基づいてメーカーを指定したというふうに御理解をいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 24番及川淳平君。 ◆24番(及川淳平君) 先ほどから八重樫議員の質問のやりとりを聞いてまして、これからもあることなので確認の意味でお聞きしておきたいんですが、機器システム、陸連ソフト開発の問題に絡むわけですけれども、先ほども出ておりましたけれども、技術水準というのはどこもどんどん進んでいると思うんです。その中で、地方自治法の234条第2項の問題と絡みまして、いわゆる施行令の随意契約の考え方ですけれども、やはりさっきも出ていましたけれども、2社以上という形があるわけですし、あるいは施行令の別表にもあるわけですから、できるだけ法の趣旨にのっとって、あくまでも随意契約というのは特殊な事情だというふうに私は解釈しているわけですが、その辺、今後の契約のあり方も含めてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 御指摘のとおり、法律に基づいて公正な入札、発注をすべきものというふうに思います。ただ、今回の場合のシステムは、陸連が全国的な競技運営を見ておっての経験から、一つ一つの競技がどんどん進んでいくと。そういう中で待ったなしの運用をしていくためにはシステムを一貫してやらなければいけないという指導も、これも私どもとしてはむべなるかなという感じでございました。個々の機器についてはそれぞれ優秀な技術があると思いますけれども、全体としての競技の遅滞ない運営のためには一貫したシステムが望ましいという指導に基づいたわけであります。 なお、御指摘のように、公正な競争による入札ということには今後十分そのように進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第91号財産(物品)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第14、議案第92号財産(土地)の処分についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。  (企画調整部長 下屋敷勝哉君 登壇) ◎企画調整部長(下屋敷勝哉君) ただいま上程になりました議案第92号財産(土地)の処分について提案の理由を申し上げます。 処分しようとする土地は、北上南部工業団地の事業所用地で、北上市相去町大松沢1番66、面積1万3,220.44平方メートルを株式会社ヤマガタに2億3,990万円で処分しようとするものであります。 処分しようとする株式会社ヤマガタは、茨城県日立市に本社を置く、資本金1億8,981万円で、一般貨物自動車運送業の企業であります。北東北太平洋側の業務拡張により新物流基地を新設するものであります。 なお、事業所建設時期は平成9年11月上旬に着工し、操業は平成10年4月上旬の予定であり、操業時の従業員数は14人の予定となっております。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第92号財産(土地)の処分についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第15、発議案第11号洋上勤務者に対する選挙権行使の機会確保を求める意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。34番柏葉省一郎君。  (34番 柏葉省一郎君 登壇) ◆34番(柏葉省一郎君) 提案理由の説明を申し上げます。 当案件は、総務常任委員会に付託になりました請願であります。当委員会として、去る10日の日に紹介議員、そして総務課長に説明を聴取しまして慎重に審議いたしました。その結果、願意妥当と認めまして意見書を提出しようとするものであります。 内容でございますけれども、洋上勤務者の投票の機会は、一般の不在者投票のほかに指定船舶内や、あるいは各地の指定港等における不在者投票が認められておりますけれども、なお十分でないということであります。特に長期航海の場合は現行制度では投票は難しいということであります。自治省の考えでありますけれども、秘密の保持ができないと。不正の防止あるいは本人の確認ができないというのがその理由であるようでございます。 ちなみに、当該船員は岩手県で約5,000名、うち北上市では約45名と言われております。 当委員会の全員が賛同者になりまして、国民ひとしく権利の保障の上から政府関係機関に意見書を提出するというものでありますので、意見書の内容については朗読は省略しますけれども、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして提案理由の説明にかえます。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第11号洋上勤務者に対する選挙権行使の機会確保を求める意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第16、発議案第12号乳幼児医療無料化に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。7番高橋元君。  (7番 高橋元君 登壇) ◆7番(高橋元君) 乳幼児医療無料化に関する意見書を読み上げ、提案理由の説明といたします。 厚生省がまとめた1995年人口動態統計によると、1人の女性が一生の間に出産する子供の数が1.43人と過去最低を記録した。この背景には、保育や教育など子育てにお金がかかることや、また、住宅事情などから子供を産みたくても産めない社会的現実がある。それゆえに、病気に弱い乳幼児を持つ子育て中の母親たちは、子供が病気のとき、いつでも、どこでも、安心して医療が受けられるようにと強く願っている。 こうした中で、都道府県を初め、各市町村では独自の乳幼児医療費助成事業を進めている。 よって、政府においても、国民が安心して子育てができるよう、次の事項について強く要望します。                    記 1 乳幼児医療無料化を国の制度として確立すること。 以上でありますが、満堂の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第12号乳幼児医療無料化に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第17、発議案第13号臍帯血(さいたいけつ)移植の保険適用等に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。10番三浦悟郎君。  (10番 三浦悟郎君 登壇) ◆10番(三浦悟郎君) ただいま上程になりました臍帯血(さいたいけつ)移植の保険適用等に関する意見書について提案理由の説明を申し上げます。 白血病や再生不良性貧血等の難治性の血液性疾患に対し、今日骨髄移植治療が一般的に行われるようになり、多くの患者が健康を取り戻し、社会復帰している。そうした成果の多くは、数多くの骨髄提供者の存在と、国支援の公的骨髄バンクの結成によるところが大きいと言われている。しかし、最適なドナーにめぐり会う確率はまだ低く、骨髄移植治療を待ちながらなかなか受けられないケースや、残念ながら命を落とすケースも少なくなく、それゆえ公的骨髄バンク等の一層の充実が期待されている。 こうした状況の中で、最近、これまで分娩後不要として廃棄されていた臍帯血が骨髄の5倍から10倍の良質の造血幹細胞が含まれていることから、臍帯血移植治療が大きな注目を浴びるようになってきたところである。この臍帯血はドナーにとっても全く安全であり、細胞は凍結保存が可能、また、患者の必要に応じて即時に提供できるという大きな利点を持っている。 しかしながら、骨髄移植治療には適用されている医療保険が臍帯血移植治療に対してはまだ適用されておらず、その治療には高額の費用が必要となるという問題点が存在している。また、臍帯血の採取・輸送・検査・保存等は、現在、幾つかの産科施設で自主的に行われているが、それは当該施設の負担と医師のボランティアによって行われているのが現状である。 よって、政府においては、こうした利点を持つ臍帯血移植治療が円滑に実施されるよう、以下の事項の実現を強く要望します。                    記 1 臍帯血移植治療に対し医療保険の適用を速やかに図ること。 2 国の支援に基づく「公的臍帯血バンク」を早期に設置すること。 3 臍帯血を国の血液事業の中に適正に位置づけること。 4 臍帯血の採取・輸送・検査・保存・供給等が事故なく推進されるよう、国として統一的なガイドラインをつくること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき、意見書を提出する。 以上でございます。皆様の満堂の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第13号臍帯血(さいたいけつ)移植の保険適用等に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第18、発議案第14号森林・林業の活性化と豊かな山村の実現を目指す国有林野事業再建に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。1番久保孝喜君。  (1番 久保孝喜君 登壇) ◆1番(久保孝喜君) 意見書の案文を朗読いたしまして提案理由の説明にかえます。 我が国の森林は国土の67%を占め、世界でも有数の森林国として歴史的・文化的に木を中心とする有形無形の生活様式を生みはぐくんできました。 しかしながら、都市部への人口集中のもとで、山村人口は著しく減少し、基幹産業である林業・林産業は市場経済、外材攻勢のもとで年々衰退の一途をたどり、今や民有林、国有林を問わず森林の育成、管理、経営は危機的状況に陥っています。 次代に誇れる緑豊かな環境を継承していくため、森林の質的劣化・荒廃をとめ、森林が持つ国土保全、水資源の涵養、環境保全等多様で多面的な公益機能を守ることが必要です。 そして山村と都市住民が一体となって森林を公共、公益財として整備するために、国有林野事業の再建を図ることが急務となっております。 よって、政府においては、以上の重要性を深く認識され必要な行財政措置等所要の施策を次のとおり講じられるよう要望します。 1 国有林野事業を改革し、国の一元的な管理経営のもとで公益的機能の発揮を図るとともに、現在ある営林署の存続により山村地域の活性化を図ること。 2 多面的な公益的機能を持つ森林を重要な社会資本としてとらえ、山間地域と下流域も含め国民的課題として長期的な視点に立つ森林再生を図ること。 3 国有林野事業の改革に伴い、森林整備事業の推進のために一般会計からの繰り入れなどを拡充すること。 以上であります。何とぞ御賛同いただきますようお願いを申し上げます。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 本日の会議時間は、議事の都合によりましてあらかじめ延長いたします。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) お聞きします。 この意見書の中では、収益事業も包含しておるのか、それとも収益事業は別個に国土保全あるいは水資源涵養等に対してのみなのか、そのところの区別をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 1番久保孝喜君。 ◆1番(久保孝喜君) 質問者も既に御存じのとおり、国、政府のもとでは、今、行政改革並びに省庁再編に伴う議論が盛んとやられております。その中で、国有林野事業についても民営化の方向や、あるいはその形態についての議論がなされておりまして、本意見書に関していえば、提出者並びに賛同者の討論の中では民営化の範囲については言及をしておりません。この意見書にも民営化の範囲をうたってこうしてほしいというようなことではありませんし、この意見書に至る請願書もまたそういう願意でございます。したがって、この意見書の中ではそうした範囲の明示をいたしておりませんことを御理解願いたいと思います。 なお、この請願書並びに意見書が国の林政審の中間報告の前後を通じて議会に提出されているということの事情からいえば、参考までに、林政審の中間報告では民営化の範囲を一定程度示しながら政府に対して答申をしているということを申し添えておきたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) 21番高橋義麿君。 ◆21番(高橋義麿君) この意見書の文章を見ますと、収益事業をまず区別するべきだという文言がないということは非常に不安定な感じがするわけです。公的機能を図るとともにということとか、それから、国の林野事業の改革に伴い一般会計からの繰り入れなどを拡充することということになりますと、今の林野事業会計の赤字をそのまま一般会計の方にただ振り向けるだけじゃないかと思いますので、この文言を修正する意思はございませんか。 ○議長(平野牧郎君) 1番久保孝喜君。 ◆1番(久保孝喜君) この意見書が議論をされましたその原点は、当議会に提出をされました請願書であります。したがいまして、この請願書の願意を産経常任委員会のもとで妥当とみなしてこの意見書の作成に入ったわけでございます。したがいまして、その請願書の願意は、民営化の範囲を明示して、それをどうしてくださいというような内容ではございませんので、したがって、意見書はそういう内容に立ち入らない形で、森林行政のあり方についての方向性を明示するにとどめたわけでございますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。21番高橋義麿君。  (21番 高橋義麿君 登壇) ◆21番(高橋義麿君) 私は、ただいまの意見書に反対するものであります。と申しますのは、今、我が国では政府を初めとして、与党、野党を問わず、行財政改革に邁進しているような方向でありますけれども、最近の内閣が改造されまして、所管する国務大臣が、行財政改革の審議会の報告がそのまま実行されるとは限らない、場合によってはある程度修正しなければならないだろうという声も出ております。責任ある閣僚の中からそのような後ろ向きのような意見が出てくること自体が行財政改革を危ぶまれるわけでございまして、この意見書が不安定な状態で政府機関に提出するということは北上市の議会の認識が私は問われるのではないか、そのようにも解釈いたします。よって、私は、この意見書に対しては反対するものであります。満堂の諸君の御賛同をお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第14号森林・林業の活性化と豊かな山村の実現を目指す国有林野事業再建に関する意見書についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第19、発議案第15号道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。16番高橋功君。  (16番 高橋功君 登壇) ◆16番(高橋功君) ただいま上程になりました道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書の提案理由を説明いたします。 昭和30年に第1次5カ年計画がありましてから、現在は第11次になっております。平成5年度より第11次と申しますのは、今年度で終わりでございます。新たな道路整備計画というのは第12次に当たるわけでございます。当市はインターハイに向けまして道路整備も要望しておりますけれども、なかなか思うような予算もつかないでおる状態でございますので、満堂の皆さんの御賛意をお願いし、説明といたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第15号道路特定財源の堅持と新たな道路整備計画の策定に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第20、発議案第16号第4次急傾斜地崩壊対策事業5カ年計画の策定と必要な財源の確保に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。9番高橋孝二君。  (9番 高橋孝二君 登壇) ◆9番(高橋孝二君) 提案の理由を申し上げます。 御案内のとおり、第3次事業計画は平成9年度で終了いたすことになっております。平成10年度を初年度とする第4次急傾斜地崩壊対策事業5カ年計画の策定と必要な財源の確保を図り、安全で快適な地域社会の基盤形成に向けて計画的な急傾斜地崩壊対策事業を強力に推進されるよう政府関係機関に対し意見書を提出しようとするものであります。 満堂の御賛同をお願い申し上げまして提案の理由といたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第16号第4次急傾斜地崩壊対策事業5カ年計画の策定と必要な財源の確保に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    ○議長(平野牧郎君) 日程第21、発議案第17号国土行政の一元化に関する意見書についてを議題といたします。 書記をして議案の朗読をいたさせます。  (書記朗読) ○議長(平野牧郎君) 提案理由の説明を求めます。11番高橋明君。  (11番 高橋明君 登壇) ◆11番(高橋明君) 国土行政の一元化に関する意見書について提案理由を御説明申し上げます。 最近、政府においては、行政改革の会議で河川、道路建設とを分離するというような中間報告をなされてございます。これについて、地域の発展を真摯に願う立場から、中央の国土行政の分断によるひずみを地方にしわ寄せしないように行政改革会議の中間報告の見直しを行い、河川を含む国土行政の一元化を図ることを強く要望するものでございます。 皆様の満堂の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(平野牧郎君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより発議案第17号国土行政の一元化に関する意見書についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 日程第22、請願についてを議題といたします。 請願第16号洋上勤務者に対する選挙権行使の機会確保を求める請願については、先ほど同一趣旨の発議案第11号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものとみなします。 請願第4号乳幼児医療無料化の拡大を求める請願については、先ほど同一趣旨の発議案第12号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものとみなします。 請願第5号国に医療制度の充実を求める請願について委員長の報告を求めます。教育民生常任委員長千田三一君。  (教育民生常任委員長 千田三一君 登壇) ◆教育民生常任委員長(千田三一君) 教育民生常任委員会委員長報告を行います。 去る3月6日の本会議において当委員会に付託になり、継続審査中の盛岡市本町通2-1-38、岩手県社会保障推進協議会会長・高橋八郎から提出された請願第5号国に医療制度の充実を求める請願について、9月11日に会議を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 この請願の趣旨は、医療保険審議会の報告や厚生省の諮問の内容は、国民・患者の負担をふやす方向や軽費医療の保険適用外などが検討されており、厚生省の医療保険改革の方向は県民が望んでいる方向とはかけ離れた内容となっていることから、1、老人保健の窓口負担の増、健康保険本人2割を行わないこと、2、薬代の自己負担を行わないこと、3、入院の部屋代、給食費などを保険給付の対象から外さないこと、4、各国民健康保険財政への国庫負担をもとの負担率45%に戻すこと、5、厚生省の汚職の真相を解明することというものであります。 当委員会は、審議した結果、請願事項の第1項及び第2項については既に9月1日から実施済みであること、第3項、第4項については今回改定されていないこと、第5項については既に司直の手にゆだねられていることから、採決の結果、全会一致をもって不採択すべきものと決定いたしました。 以上をもって当委員会に付託になりました請願についての報告を終わりますが、何とぞ当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(平野牧郎君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。28番柏葉明君。 ◆28番(柏葉明君) 委員長の報告は不採択という報告でありますが、約半年間にわたって慎重審議をされてまいったようでありますが、この間、何回委員会を行いましたか。それが1点。 2番目は、なお継続審査に付すべきという意見もあったようでありますが、審議の概要について、継続審査という意見もあったと聞いておりますが、いかがですか。 ○議長(平野牧郎君) 教育民生常任委員長。 ◆教育民生常任委員長(千田三一君) 去る3月の定例会に付託になったわけでございますが、その際の継続審査等、保健福祉部長の出席をお願いしましていろいろ内容を慎重審議いたした結果、継続という経過をいたしたわけでございます。6月定例会の審査の際に、6月13日かに衆議院から参議院に回って、そして修正されて参議院からまた衆議院に戻って6月16日に可決になったという経緯がございますが、その都度保健福祉部長に出席をお願いしまして国の動向をいろいろ検討をしながら審査をしてまいった経緯がございます。当委員会といたしましても、この趣旨には賛同ですが、今、請願書を出すには適さないということなどから不採択ということで全会一致決定をいたした経緯でございます。 ○議長(平野牧郎君) 8番鈴木健二郎君。 ◆8番(鈴木健二郎君) 関連でありますけれども、6月に保健福祉部長を招いていろいろ審査されたと思うんですけれども、現時点で意見を出すのには適さないという判断になったと思うんですが、これは既に3月にも提出されている請願です。これは緊急を要するということで請願者も出されたわけです。結局、9月から健康保険の本人の2割負担、今は決まってしまいましたけれども、十分時間的な検討の期間はあったというふうに思うんです。やっぱりそういう面では、委員会でもっともっと密度の濃い、そして早めに対応するという、そういう行為が私は必要だったというふうに思いますし、もう一つは、部分採択という決定も私はできたろうというふうに思います。特に3点と4点目は、これは保険給付から外さないということ、これもう緊急に求められています。4点目の、これは自治体も要望していますし、国保審議会なんかも要望しているんですが、現在、国保の国の補助割合が今38.5%になって、これを45%に戻してくれというのは懸案だったわけですよ。ですから、そういう方法も私はとれただろうというふうに思うんですが、その件についてはどういう審議の内容だったか教えていただきたい。 ○議長(平野牧郎君) 教育民生常任委員長。 ◆教育民生常任委員長(千田三一君) 部分採択というようなことにつきましても検討はいたしました。先ほど申し上げたとおり、その都度保健福祉部長に国の動向等の勉強をさせていただきながら審議をいたしたわけでございますが、最終的には6月の既にもう医療制度改革という問題が出ておった時期でもございましたし、もう少し国の状況を見ようということで実は3月に継続にいたしたと。そうしたらもう6月に入ったらさっきお話ししたような経過で云々と、こういうことになったわけでございまして、審議過程の中では部分採択ということも若干話題にはなりましたけれども、最終的には先ほど御報告した内容のものに決着したと。 それから、4番目の国保関連の45%の件につきましては、これはもう大分前から定着してきておるので、これは今ここで取り上げるのもちょっとそぐわないんじゃないかといったような意見等も出まして、3、4につきましては今回改定されていないんだということで意見書の提出を見合わせた、そういう経過でございます。 ○議長(平野牧郎君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。28番柏葉明君。  (28番 柏葉明君 登壇) ◆28番(柏葉明君) 私は、ただいま教育民生常任委員長から御報告がありました請願第5号国に医療制度の充実を求める請願、委員長の報告は不採択でありましたが、私は採択するべきという立場から討論いたします。 委員長も再々慎重審議を重ねながら不採択になったことはまことに残念であります。ことし3月議会に提出された同請願は、第1に、老人保健の窓口負担の増加、健康保険本人の自己負担を2割にふやさないでほしいというものであります。 2番目は、薬代の自己負担を行わないことというものであります。御存じのように、この9月から医療保険改悪により患者の負担が大幅にふえました。患者さんからは、これまで2,000円で済んでいたが、きょうは1万1,000円かかりました。もうお金がないときは病院にかかれない、早く死ねと言われているような気がするなどと、悲鳴にも似た声が上がっています。医療機関からは、薬価表を見ながら少しでも患者負担を少なくしようと頭を悩ませている。保険薬局では、患者が見てもらいたいと持ってきた薬を調べてみると、新しい本にもない5年前のものだった。業務がふえる一方で患者さんが減り、薬局の収入は減ると、9月からの制度改悪に不安や怒りの声が上がっております。 請願事項の第3は、入院の部屋代、給食費などを保険給付の対象から外さないでほしいというもので、いずれも医療保険制度の相次ぐ改悪で医療の国民負担が大幅にふやされている中で提出された請願で、国民としては当然かつ切実な声であります。しかも厚生省は、薬代や一部負担をふやす制度改悪実施のこの9月を待たずして、医療負担のさらなる国民負担をふやす方向等が報道されております。今年度から消費税増税とあわせて国民負担が9兆円もふやされ、国民の負担感が一層増大している今日、同請願は国民の当然の声として採択するべきものであります。 請願事項の第4は、各国民健康保険財政への国庫負担率を45%に戻してほしいというものであります。もともと国が負担しておりました38.5%の補助率、これは国が老人保健創設と同時に負担率を減らしたもので、もとに戻してくれというのは北上市としても切実な要求だと思うのであります。 請願事項の第5は、厚生省の汚職の真相を解明するということで、提出された3月議会で採択をしていれば時宜を得たところであったと思いますが、継続審査で今議会まで延び延びになったことは残念であります。 私ども日本共産党は、昨年、高過ぎる薬価を見直し、国民本位の医療制度の抜本的改革案を発表しました。私たちはその立場から、この請願は国民の立場から見て切実な願いであると考え、採択するべきであることを強く主張するものであります。 ○議長(平野牧郎君) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第5号国に医療制度の充実を求める請願についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。国に医療制度の充実を求める請願について、採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(平野牧郎君) 起立少数であります。よって、本件は不採択と決定いたしました。 請願第9号森林・林業の活性化、農山村振興、国有林野事業の経営再建と営林署存続に関する請願書については、先ほど同一趣旨の発議案第14号が可決されておりますので、一事不再議の原則により、採択されたものと見なします。 次に、建設常任委員長から、目下、委員会において審査中の請願第8号市道1063018号線ほか1路線の舗装整備を求める請願書については、さらに調査検討を必要とするため、再度議会閉会中の継続審査としたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。請願第8号市道1063018号線ほか1路線の舗装整備を求める請願書については、委員長の申し出のとおり、再度議会閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平野牧郎君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(平野牧郎君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって第63回北上市議会定例会を閉会いたします。            午後4時19分 閉会地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       北上市議会議長      平野牧郎       北上市議会議員      柏葉省一郎       北上市議会議員      昆野市右ェ門...